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2014 Fiscal Year Annual Research Report

こどもの外遊びを活性化させる空間としての縁側の可能性

Research Project

Project/Area Number 23601007
Research InstitutionKyoto Institute of Technology

Principal Investigator

高木 真人  京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 准教授 (10314303)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 阪田 弘一  京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 准教授 (30252597)
永田 恵子  名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (10588693)
Project Period (FY) 2011-04-28 – 2015-03-31
Keywordsこども / 縁側 / 外遊び / 滞留 / 歩行
Outline of Annual Research Achievements

2011年度は、京都市およびその周辺の保育園へアンケート調査を行い、また園長や主任へヒアリング調査を行うことにより、保育園における縁側の実態を明らかにした。次に、縁側が活発に使われていると思われる保育園4園(OU,KH,DT,KS)において、ビデオカメラを用いての観察調査を行い、内遊び時や外遊び時における縁側の使われ方を明らかにした。幅が広く(約2m以上)、通行しやすく、室内と広くつなげられている縁側では、内遊び時にも外遊び時にも多くの滞留が確認された。
2012年度は、特に多くの滞留が確認できた2園(DT,KS)について、保育室面積・縁側面積と縁側滞留率の関係、滞留時の遊びの内容に関する分析を行った。その結果、一人当たり保育室面積の大小に関わらず、こどもたちが自主的に縁側に出て遊びたがる傾向が確認された。また、縁側では、静的な遊びだけではなく、鬼ごっこのような動的遊びが確認される。外(園庭)へとはみ出すような展開も確認できた。また、自由な保育に特徴のある千葉の2園(WK,SK)について、新たにビデオカメラを用いての観察調査を行った。
2013年度は、千葉の2園(WK,SK)に関する分析を進めた。これらの分析からは、縁側での滞留率が高いほど縁側と外(園庭)の出入りも頻繁になることが確認された。また、縁側の回遊性や外と積極的につなげるような形状も、縁側での滞留や通行を増加させ外遊びへの展開につながることも示唆された。以上の縁側における滞留特性・歩行特性の分析から「外遊びに展開しやすい縁側」について提案した。
2014年度は、アジアにおける伝統的な縁側的空間として、特にタイの伝統的住宅について調査した。部屋→屋根付きの縁側的空間であるラベイン→屋根なしの縁側的空間であるチャーン→階段(外)へと段階的につながるのが特徴である。

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Published: 2016-06-01  

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