2011 Fiscal Year Research-status Report
Japan-Passingを回避するための教育システム構築に関する研究
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23650557
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Research Institution | Kanazawa Technical College |
Principal Investigator |
山田 弘文 金沢工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (20280381)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
南出 章幸 金沢工業高等専門学校, 電気電子工学科, 教授 (20259849)
竹俣 一也 金沢工業大学, 基礎教育部, 准教授 (50167491)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2013-03-31
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Keywords | 教育システム / 工学教育 / PBL |
Research Abstract |
本研究では、研究代表者らの問題解決型授業(PBL)実践の経験から次に実施すべき課題を提案し、それに対して効果を発揮できると考える教育システムを設計する。PBLは社会人基礎力である「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の中でも、「チームで働く力」の育成に効果があり、またはそのような教育プログラムは構築しやすい。反面、「前に踏み出す力」を育成できているとは言い難い。この力を育成するには、情報を的確に読み取り、判断する能力が必要不可欠である。そこで本研究では、情報を読み取り、咀嚼できる力およびそこから目標が確立できる力を養い、グローバル化に対応できる明日のリーダーを育成するための教育システムを設計・試作する。まず、タブレット端末を導入したWebコミュニケーションシステムを設計、試作した。本システムはタッチパネルディスプレイ2台およびタブレットPC2台から構成されるものである。テーブルゲームを行うように本システムを使うことができるように2台のディスプレイが専用のラック(テーブル形式)に収まるような台も設計、試作した。次に本システムで使用する教育システムとしてデータマイニング・トレーニングを行うためのコンテンツを検討した。これにもタブレット端末が導入できないか検討した。検討結果からゲーム形式でトレーニングを行うことが有効であると考えられ、対抗戦を模擬体験できるコースウェアの仕様を検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究で最も困難であると予想されていたタブレット端末を導入したWebコミュニケーションシステムを設計、試作できた。さらに教育コンテンツやコースウェアの仕様がある程度出来上がり、作成中である。
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Strategy for Future Research Activity |
仕様を検討した教育コンテンツやコースウェアの試作を完了し、実験を行う。その実験結果から本システムの改良点を見出し、改良を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
システムのハードウェアはほぼ完成したため、繰越金および次年度研究費にてシステムのソフトウェア(コンテンツ)の制作およびそれらの改良に費やす。
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