2012 Fiscal Year Annual Research Report
亜熱帯島嶼域における「小さな島」の多様性に関する学融的研究
Project/Area Number |
23651256
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
河合 渓 鹿児島大学, 国際島嶼教育研究センター, 教授 (60332897)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野田 伸一 鹿児島大学, 国際島嶼教育研究センター, 教授 (60112439)
長嶋 俊介 鹿児島大学, 国際島嶼教育研究センター, 教授 (10164419)
山本 宗立 鹿児島大学, 国際島嶼教育研究センター, 准教授 (20528989)
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Keywords | 島嶼 / 鹿児島 / 奄美群島 / トカラ諸島 / 大隅諸島 / 甑島諸島 / 多様性 / 南西諸島 |
Research Abstract |
本研究では鹿児島県島嶼における多様性について研究を行った。特に、文化・社会、産業、自然に注目し、代表者と分担者の4名が中心になり、上記3分野についてより詳細な研究を他の研究者と共に共同研究を行った。 研究対象とした島は鹿児島県の有人島と共に無人島とし研究を行い、その成果をthe islands of kagoshima -culture, society, industries and nature-として英語での報告書にまとめた。また、その成果報告書は鹿児島大学国際島嶼教育研究センターのホームページ上で広く公開することにより、その成果を一般社会への還元に努めた。 鹿児島県島嶼部は、奄美群島60周年、そして世界自然遺産登録候補地として世界的に注目を集めている地域であり、またTPPに対して島の産業構造が大きく影響を受けることが考えられ、周辺国との領海問題においても重要な位置を示しており、世界にこの地域の現状と情報を広く発信するすることが必要不可欠である。そのため、本科研の成果はこの地域の現状を世界に広く情報発信するものとして大きな成果を示したと考えている。 本成果は鹿児島県島嶼部の概要を示すのには十分な成果となったと考えられるが、これ以外にも多くの研究テーマや問題点が存在するため、これらの問題点やテーマの研究を推進し、最終的にその成果を統合する形での研究を進め、詳細な成果を世界に発信することが今後の課題として考えられる。
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Research Products
(2 results)