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2011 Fiscal Year Research-status Report

コンピュータをベースとした音声反応形式ストループテストの開発

Research Project

Project/Area Number 23652129
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

石崎 貴士  山形大学, 地域教育文化学部, 准教授 (20323181)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中西 達也  山形大学, 地域教育文化学部, 教授 (10217771)
Project Period (FY) 2011-04-28 – 2014-03-31
Keywordsストループテスト / 音声反応形式 / システム構築
Research Abstract

本研究は、ストループテストを音声反応形式で実施するためのシステム構築を目的としている。ストループテストは、反応時間の遅延としてあらわれる干渉効果が当該言語の修得度の指標となりうるとして第2言語習得研究にも応用されている。本研究でも、母語と第2言語という言語間でのストループ効果の関係および第2言語におけるストループ効果と修得度の関係を調査の対象としているので、2種類のストループテスト(日本語版・英語版)と2種類の英語修得度診断テスト(英語リーディングテスト・英語リスニングテスト)を作成する必要がある。これらのマテリアルについては、これまで研究で用いていたフォーマットを流用することにしたため、本年度は、これまでの実験を整理し、データを洗いなおした。ここで得られた知見をもとに後述する論文を執筆した。先に示した2種類のストループテストをコンピュータ上で円滑に実施するためには、音声による反応時間の測定と当該音声そのものの記録を、一元化されたシステム上で行う必要がなる。これについては汎用のソフトウェアを活用して対応することにした。ところが、年度当初は震災の影響もあり、ソフトウェアの入手までに予想外の時間を費やしてしまい、最終的には目的に適ったソフトウェアを入手することができたが、そこから実験に特化したシステム環境を構築するには、一般的な操作・機能を説明したマニュアルを理解し、その上で実験を実行するための個別の設定をカスタマイズしていかなければならず、その作業にも時間を要している状態である。また、既存のコンピュータ単体で、音声反応形式のストループテストを円滑に実施するには限界があるため、実験に特化したシステム環境を構築するための周辺機器を別途購入する必要があるが、これについても、実際にシステムが稼動しなければわからない要素が散在するので購入は次年度で対応することとした。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

年度当初は震災の影響もあり、目的に適ったソフトウェアを入手するまでに予想外の時間を費やしてしまった。本研究の実験に特化したシステム環境を構築するには、一般的な操作・機能を理解した上で、個別の設定をカスタマイズしていかなければならず、その作業にも時間を要している。また、音声反応形式のストループテストを円滑に実施するため、周辺機器を別途購入して実験に特化したシステム環境を構築する必要があるが。これについても、実際にシステムが稼動しなければわからない要素が散在するので購入は次年度で対応する。

Strategy for Future Research Activity

まず、音声反応形式のストループテストを実施するソフトウェアのカスタマイズを急ぎ完成させ、実験に特化したシステム環境を構築するための周辺機器を別途購入する。次年度中には予備実験を実施して、構築したシステム上でソフトウェアが正常に動作し、実験が適正に行えるかどうかを診断する。次年度中に本実験の実施に入ることができるよう、ソフトウェアのカスタマイズと別途購入する周辺機器の導入作業については、同時並行的に実施可能な部分を抽出・実行して遅延を取り戻すよう試みるが、もし次年度中に間に合わない事態に陥ったとしても、当初計画で最終年度は実験結果の考察と成果発表のみであり、比較的余裕があるため十分に対応が可能である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

ソフトウェアのカスタマイズについては専門的な知識と技術を有する研究補助に協力を依頼する。また、システム環境構築のための周辺機器については次年度に購入する。予備実験の実施については、参加者に謝礼を支払い、データの集計および入力については研究補助に協力を依頼する。また、研究の進捗について学会で発表する。次年度から最終年度にわたって実施する本実験についても、予備実験同様、参加者に謝礼を支払い、研究補助にデータの集計・入力を依頼する。最終年度は、本実験の結果について学会に発表し、さらに論文にまとめて学会誌へ投稿する。

  • Research Products

    (1 results)

All 2012

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] 日本語字幕付き英語音声映像教材の聴解と学習者の作動記憶容量との関係について2012

    • Author(s)
      石崎貴士, 中西達也
    • Journal Title

      東北英語教育学会研究紀要

      Volume: 第32号 Pages: 43 -55

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2013-07-10  

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