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2011 Fiscal Year Research-status Report

臨床実習中のシミュレーション学習における情報支援システムの開発

Research Project

Project/Area Number 23659273
Research InstitutionKanazawa Medical University

Principal Investigator

安田 幸雄  金沢医科大学, 医学部, 教授 (80097443)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 和藤 幸弘  金沢医科大学, 医学部, 教授 (90211680)
黒田 尚宏  金沢医科大学, 医学部, 助教 (80333160)
Project Period (FY) 2011-04-28 – 2013-03-31
Keywords診療参加型臨床実習 / 医療シミュレーション / タブレット型パソコン
Research Abstract

医学部における臨床実習は領域間での到達目標の不統一や人的資源の欠乏によって見学型が中心となることが多い。この結果医学部卒業時の臨床能力と、初期臨床研修医が研修開始時に求められる臨床能力との間にギャップが存在する。このギャップを解消するためには診療参加型臨床実習の充実が不可欠である。本研究は基本的臨床能力習得を到達目標とした体系的臨床実習プログラムの開発の一部として、臨床実習中の医学生が実習中に手元に置いていつでも利用できる情報検索・閲覧ツールを開発することを目的としている。具体的な研究計画は次の通りである。救急医学に配属中の第6学年生にタブレット型パソコンを1人1台貸与し、そのパソコンに電子医学教科書、学内で利用できる電子シラバスや医学資料を搭載、また救急医学で習得する意識レベル判定スキル、患者急変時対応スキルを自主学習するための動画を作成してこれらを搭載することとした。そしてこれらのタブレット型パソコン搭載コンテンツの利用回数を自動的に計測するプログラムを開発して各学生の利用回数を測定し、救急医学の臨床実習終了時に実施する実技試験(シミュレーション試験)の成績との関連を検討する。利用回数と実技試験成績との相関が認められれば、臨床実習でのタブレット型パソコン使用の有効性を示すことができる、というものである。平成23年度は、タブレット型パソコン10台を購入(平成24年度救急医学の臨床実習学生数は1クール10名)、電子内科学書等を10組購入してタブレット型パソコンに搭載した。また意識障害レベル判定用動画(20例)を作成して、大学のサーバに搭載した。コンテンツ利用解析システムは専門業者に委託して開発した。さらに実習期間中に実施する意識障害判定シミュレーション実習プログラムを作成、試用した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

平成23年度計画の90%程度は達成したが、患者急変時対応スキルを提示する動画の作成・サーバへの搭載のみが、やや遅れた。

Strategy for Future Research Activity

当初の計画通り、実習中の学生によるタブレット型パソコン利用を実施し、コンテンツ利用と実技試験結果との関連を解析する。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

当初の計画通り、研究成果を学会等で発表する。

URL: 

Published: 2013-07-10  

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