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2011 Fiscal Year Research-status Report

IL-17高産生細胞株の発見とその分子メカニズム解析による新規炎症制御法の開発

Research Project

Project/Area Number 23659500
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

臼井 崇  京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 非常勤講師 (90362483)

Project Period (FY) 2011-04-28 – 2013-03-31
Keywords炎症 / エピゲノム制御
Research Abstract

我々は偶然,IL-17A/FをTCRあるいはCa+イオノフォア刺激下に多量に産生するマウスT細胞株を発見した.我々が発見した細胞株を親株とし,limiting dilution法によりさらにIL-17A/Fを高発現する細胞を分離し,数ヶ月の間安定したプロファイルを示すことを確認した.同時にほとんどIL-17A/F産生能を示さない細胞やTNF-alphaのみを産生する細胞,さらにはIFN-gammaを産生する細胞など一連のTh17-Th1-Tfhスペクトラムを有する細胞株を分離できたため,ゲノム・エピゲノム,および蛋白レベルで網羅的解析を行ってきた.その結果,X因子という遺伝子産物が,エピゲノム機序を介してIL-17ローカスの発現を制御しており,同機序が正常マウスT細胞でも観察できることを見出しており,鋭意研究中である.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

X因子がエピゲノム制御を介して、炎症性サイトカイン制御に直接関わっていることを発見したため、順調に進捗していると言える。

Strategy for Future Research Activity

X因子による炎症性サイトカインのエピゲノム制御機構の分子機序をトランスジェニックマウスを作成し、さらに詳細に検討する。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

トランスジェニックマウス受託作成費に大部分の費用を充てたい。1系統あたり約50万円ほど要する。できればテトラサイクリン誘導トランスジェニックマウスの形で作成したいと考えており、3系統で約150万円ほど要する予定である。残りは消耗品代に充てる。

URL: 

Published: 2013-07-10  

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