2011 Fiscal Year Research-status Report
やせ妊婦が適切な体重増加をするために‐体型認識・心理および生活習慣からの分析‐
Project/Area Number |
23660057
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
小泉 仁子 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (20292964)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江守 陽子 筑波大学, 医学医療系, 教授 (70114337)
村井 文江 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (40229943)
山海 知子 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (10241829)
川野 亜津子 筑波大学, 医学医療系, 助教 (10550733)
小谷野 康子 順天堂大学, 公私立大学の部局等, 講師 (50307120)
宮川 幸代 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 講師 (20614514)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | やせ妊婦 / 妊娠中体重増加量 / 心理・社会的要因 / 生活習慣 |
Research Abstract |
本研究は、「やせ体型妊婦(以下、やせ妊婦とする)の体型認識・心理および生活習慣の実態を明らかにすること」と「妊娠中の適切な体重増加と妊婦の体型認識・心理および生活習慣との関連を明らかにすること」を目的とするものである。 平成23年度研究実施計画は産後1か月の褥婦を対象に調査を行う予定であった。「研究の成果」1)具体的内容:平成23年度は、文献検討を行った。文献は、「やせ妊婦の妊娠アウトカム」、社会的要因に関して「勤労が妊娠女性に与える影響」、心理的要因に関して「母親の精神的健康(Mental Health)」、妊娠前の状況に関して「若年女性のやせ問題にかかわる生活習慣の実態と心理社会的背景」と「小児・思春期のやせ」、「小児・思春期のSocial Skill Training」について検討した。レビューで得られた知見を国内外の学会において発表した。学会でのディスカッションにおいて、本科研費研究にかかる有用な知見を得た。また、国内・国際学会において、本科研費研究に関する有意義な知見の情報収集を行った。2)意義および重要性:リサーチクエスチョンが(1)「やせ妊婦の心理・社会的背景について実態を明らかにすること」、(2)「妊娠中体重増加が適正であるように意思決定し行動することに関して計画的行動理論で説明できるかを検討していること」、であることから、幅広い文献検討が必要である。これは研究の背景の理解に重要な役割を果たし、研究計画の具体化に意義がある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の予定では、初年度(平成23年度)中にデータ収集を始める予定であったが、やや遅れており、平成24年4月現在、研究デザイン、理論枠組み、質問紙構成、質問内容が確定し、倫理審査書類を作成しているところである。 やや遅れた理由は、本研究のリサーチクエスチョンが「(1)やせ妊婦の生活習慣、心理・社会的背景について実態を明らかにすること。(2)妊娠中体重増加量が適正であるように意思決定し行動することに関して計画的行動理論で説明できるかを検討していること。」であることにより、研究の具体化において当初の計画よりも幅広い文献検討を必要としたことである。 しかし、幅広い文献検討を行い、国内外の学会において発表したことで、多くの有意義な知見を得られたことから、今後の研究の進展は順調と予測される。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度より、研究計画に沿ってデータ収集を開始し、統計処理と結果の考察を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
(1)データ収集にかかる謝金(研究協力者に対し1人200円×1000人を予定):約200千円(2)心理尺度購入、データ保存用USB等:約100千円(3)学会参加費(情報収集)、交通費:約400千円(4)人件費等:約300千円(5)通信費30千円(6)研究分担者分担金:180千円計1010千円(平成24年度900千円+繰越金110千円)倫理委員会への申請が遅れたため、データ収集開始を当初予定していた平成23年度に開始することができなかった。質問紙の印刷・心理尺度の購入・データ収集にかかる金額の一部である繰越金が約110千円あるが、平成24年度に早急に研究を開始し、繰越金をあわせて使用予定である。
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Research Products
(4 results)