2013 Fiscal Year Annual Research Report
母乳育児の継続に必要なサポート尺度ーカップルバージョンの開発ー
Project/Area Number |
23660085
|
Research Institution | Tokushima Bunri University |
Principal Investigator |
森脇 智秋 徳島文理大学, 保健福祉学部, 准教授 (90515628)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川西 千惠美 独立行政法人国立国際医療研究センター, その他部局等, その他 (40161335)
岸田 佐智 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (60195229)
川田 美由紀 徳島文理大学, 保健福祉学部, 講師 (10518070)
古川 薫 徳島文理大学, 保健福祉学部, 助教 (10448334)
古本 奈奈代 徳島文理大学, 人間生活学部, 教授 (90238692)
|
Keywords | 母乳育児 / 継続 / 夫 / サポート |
Research Abstract |
本研究の目的は母乳育児の継続に必要なサポートサポート尺度“カップルバージョン”の尺度開発することである。母乳育児の継続に夫のサポートは必要であるが、サポートがどのように表現され知覚され機能を果たすのかは、受領者と提供者の関係性や認識によって大きく影響される。開発する尺度は、カップル(夫婦間)でサポート授受の認識を確認し、母乳育児の継続に必要なサポートを効果的・継続的に提供し合えるものとなると考えた。 最初に文献検討をおこない、その次に夫が認識する母乳育児の継続に必要なサポートについて質的研究を行った。母乳育児を継続する女性の夫は、【母乳育児する妻を大切にする】ために、『母乳育児する妻と子を大切にする』思いがあり、『夫婦関係を大切にする』ことを心がけていた。【母乳育児のための共同で作業する】ために、『家事や子育てを当たり前に一緒にする』し、『意識せずお互いにできることをする』ことをしていた。また、【母乳育児できる環境を調整する】ために、母乳の継続のために周りの協力を依頼する等『母乳に専念できるように環境を整える』ことをしたり、『母乳育児ができるよう妻の心身を労わる』ことをしたり、『母乳育児の想いを持ちながら妻を見守る』ことをしていた。 以上の結果と先行文献をもとに、母乳育児の継続に必要なサポート尺度の質問紙原案を作成し、調査を行い分析した。妻への母乳育児の継続に必要なサポート尺度は第1因子【気遣い・労わり】第2因子【助け合う家事・育児】第3因子【夫の母乳への想い】、夫への母乳育児の継続に必要なサポート尺度は第1因子【気遣い・労わり】第2因子【助け合う家事・育児】が抽出された。
|
Research Products
(1 results)