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2012 Fiscal Year Annual Research Report

発達障害児を養育する家族のエンパワメントを目的とした介入とその評価に関する研究

Research Project

Project/Area Number 23689089
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

涌水 理恵  筑波大学, 医学医療系, 准教授 (70510121)

Project Period (FY) 2011-04-01 – 2014-03-31
Keywords家族看護 / 障害児 / エンパワメント / 介入研究 / 前向き子育てプログラム / グループダイナミクス / 縦断調査
Research Abstract

障害児、特に、発達障害児を養育する家族の「子育て」に対する困難感や負担感は非常に高く、親が心身症になってしまうケースや子ども虐待に至ってしまうケースも少なくない。家族の負担感や困難感を軽減させるために、周囲の理解は必要不可欠だが、地域社会では容易に得られない現状がある。
本研究では、発達障害児の「子育て」に困難感を抱く保護者に介入し、家族の養育力を強化(家族をエンパワメント)するための育児スキルの伝達、自己肯定感への働きかけ、地域の療育資源に関する情報の提示、を専門職が共同で行っている。
平成23年度からグループダイナミクスを応用した集団(10名~15名)での前向き子育てプログラムの実施(全8回/2か月で完結)をつくばにて開催し、平成24年度には、同様の前向き子育てプログラムをつくばと東京にて、計43名の母親に対して、実施した。また平成25年度春~夏にかけて、茨城県の水戸にて同様のプログラムを実施する予定である。
前向き子育てプログラムの実施の前後で、参加者の子育てに対する困難感や養育態度、また、家族エンパワメントの状況など主要な5つの指標を、本研究の介入のアウトカムとして、保護者に対する自記式質問紙調査票によりデータ収集している。
つくば・東京・水戸、計3地域でのデータが出揃い次第、分析をして、発達障害児を養育中の保護者に対する前向き子育てプログラムのグループ介入の有効性の検証および考察を行いたい。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

計画に沿って、当初の予定を遅れることなく、遂行できている

Strategy for Future Research Activity

次年度は本研究の最終年度であるため、前半で総てのグループワークを開催し、後半でそのデータをまとめる作業に費やす。
後半のまとめの作業をなるべくスピーディにおこない、国内外の雑誌への投稿を次年度中(3月末まで)に完了する。
また平成25年度は3年間の事業の最終年度なので、被験者の保護者のかたたちに対するフィードバックも報告書という形で示していく所存である。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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