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2013 Fiscal Year Annual Research Report

身体活動を通じたチーム・コンピテンシー育成を目的とする教授方略の開発

Research Project

Project/Area Number 23700982
Research InstitutionHosei University

Principal Investigator

林 容市  法政大学, 文学部, 講師 (40400668)

Keywordsチーム・コンピテンシー / 教授方略 / 自己効力感 / グループ活動
Research Abstract

最終年度である25年度は,昨年度から引き続いての検討課題でもある,グループ活動中の「他者との連携・協力」行動の発現頻度について,異なる介入を採用した複数の授業を対象に検討を行った。具体的には,異なるグループ活動を採用した複数の授業においてコミュニケーション活動の発現頻度を確認し,半期の授業期間の前後における差異について分析した。通常の授業においては,基本のグループ活動形態として,前年度までの検討に引き続いてグループのリーダーに,意見の取りまとめ,活動のマネジメント,対戦相手との折衝などを担わせた。介入授業では,リーダーがリーダーシップを発揮してグループをまとめるのに加え,メンバー同士のコミュニケーションやメンバーの相互サポートの発現を積極的に促し,グループレベルでのコンピテンシー向上を求めた。すべての授業において,グループは3回の変更を行い,一つのグループで長期間にわたり活動するのではなく,新たなグループでの活動機会を設けることにより,授業内でコンピテンシーを発揮する場面を複数回設定した。それぞれ半期にわたる通常授業と介入授業の前後において,学生のグループ活動を録画し,特にスポーツ実技以外でのコミュニケーション発現,実技中のプレーに対する称賛行動の発現頻度や,ミスが生じた際の養護行動の発現を観察・分析した。また,授業後におけるコンピテンシーについて質問紙を用いて評価し,介入の際によるチーム・コンピテンシーへの影響を検討した。その結果,グループ活動を通じたチーム・コンピテンシー向上に必要なリーダーの作業内容やグループでのメンバーの活動内容が示唆された。また,授業内において,複数回のグループ変更を行い,チーム・コンピテンシーを発揮する機会を増やすことで,個人固有の特性であるコンピテンシーが,変化する可能性が示された。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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