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2012 Fiscal Year Research-status Report

否定極性表現における構成的意味

Research Project

Project/Area Number 23720245
Research InstitutionOchanomizu University

Principal Investigator

中西 公子  お茶の水女子大学, 大学院人間文化創成科学研究科, 准教授 (30598751)

Keywords国際情報交流
Research Abstract

本研究課題では、英語、日本語、ドイツ語の否定極性表現及び意外性と累加の表現の研究を3年間の計画で行うものである。これらの表現を用いて、「ある言語表現の全体の意味がその表現を構成する部分の意味とどのように関わっているのか」という構成性の問題を解明することを目的としている。また、3言語の比較を行うことで、構成性の普遍的性質をより明確にすることにも重点を置く。2年目にあたる24年度は、前年度に得られたデータに基づいて理論的考察を行うことに重点を置いた。夏期には、カナダのブリティッシュコロンビア大学及びカルガリー大学を訪れ、1年目に収集したデータの確認、及び研究者(Hotze Rullmann教授、Elizabeth Ritter教授)との意見交換を行った。この意見交換を通じて、理論的考察を深めることができた。具体的には、3言語のデータ比較を通じて人間が意味を理解する仕組みの精緻化を試みた。構成性に関して重要な違いを持つ英語、日本語、ドイツ語のデータを比較することで、形態的に構成部分を持つことと意味的に構成部分を持つことの関連性、さらに構成性の原理における言語表現の「部分」とはどういう性質のものを指すのかを詳細に検討することができた。最終年の3年目は、これまでに得られた成果をより広い理論的視野から検討し本研究課題を総括する。この際、国際学会での発表、学術論文への投稿を行う予定でいる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

最終年の目標である学会発表及び論文執筆の土台を築くことができた。

Strategy for Future Research Activity

最終年の25年度は、前年度に引き続き理論的研究を重点的に行う。前2年間で得られた成果をより広い理論的視野から検討し、3言語のデータ比較を通じて人間が意味を理解する仕組みの精緻化を目指す。3年間の総括を行うと共に、今後の課題についても検討することで、本研究課題の将来的展望を明らかにする。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

アメリカのシカゴ大学でChristphor Kennedy教授と意見交換を行う予定があり、その際の旅費として使用する。また、国際学会での発表の旅費として使用する。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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