2013 Fiscal Year Annual Research Report
留学生のキャリア形成における日本語学習の意義づけとその変容に関する研究
Project/Area Number |
23720270
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Research Institution | The University of Shimane |
Principal Investigator |
小林 明子 島根県立大学, 総合政策学部, 講師 (40548195)
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Keywords | キャリア形成 / 日本語学習動機 / 異文化接触 |
Research Abstract |
2013年度は以下の調査・研究を実施した。 (1)2011年度から継続している縦断調査について12月まで引き続き実施した。中国人留学生を対象にインタビューを実施し、進路に対する考え方や留学中の経験、日本語学習に対する動機づけの変容を調査した。収集したデータは、すべて文字化し、動機づけの変容を時系列に沿って分析した。考察においては、留学生を指導・支援する教職員を対象に行ったインタビュー調査の結果も参照し、複眼的な解釈を行った。結果から、留学生たちは、中国と日本という2つの社会での将来を意識し、家族から期待される将来像と留学経験を通して自ら見出した将来像との間で揺れ動きながら、現在の日本語学習に対する意義づけをしていることが示された。 (2)1月以降、研究成果を取りまとめ報告書を執筆した。同時に、これまでの調査により得られた研究成果について論文投稿等を通して公開した。
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Research Products
(3 results)