2013 Fiscal Year Annual Research Report
新たなC型肝炎治療効果予測因子としてのインターフェロンラムダ受容体発現の解析
Project/Area Number |
23790801
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
野崎 昭人 横浜市立大学, センター病院, 講師 (20335631)
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Keywords | C型慢性肝炎 / C型肝炎ウイルス(HCV) / IL28B SNP |
Research Abstract |
C型肝炎患者のうち、未だIL28BSNPと治療効果との間の関連にコンセンサスが得られていないgenotype2症例に着目し、自施設においてペグインターフェロン・リバビリン併用療法を行った計101例についてIL28B SNPを測定し、それ以外の臨床的パラメーターについても集計を行った。その結果、IL28B SNP(rs8099917)はメジャーホモが77例、ヘテロが24例であった。genotypeは2aが65例、2bが36例であった。SVRに寄与する因子として、単変量解析にてRVRの有無、IL28B SNPが有意な因子として抽出され、多変量解析でもRVRの有無(オッズ比8.598)、IL28B SNP(オッズ比6.491)が有意な因子として抽出された。genotype別の解析では、単変量解析においてgenotype 2aのみでIL28B SNPが有意なSVR予測因子として抽出された。また、RVRの有無とIL28B SNPの間でSVRに及ぼす影響の違いを探るべく、再燃の有無との関係を検討した結果、IL28B SNPのみが単変量解析で有意に再燃の有無に相関することが明らかになった(p=0.017)。以上の結果はHepatology Research誌に掲載された。
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] Effects of IL-28B gene polymorphism on response to peginterferon plus ribavirin combination therapy for genotype 2 chronic hepatitis C.2013
Author(s)
Shimoyama Y, Nozaki A(corresponding author), Morimoto M, Moriya S, Kondo M, Fukuda H, Numata K, Miyajima E, Oba MS, Taguri M, Morita S, Maeda S, Tanaka K.
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Journal Title
Hepatology Research
Volume: Sep;43(9)
Pages: 919-924
Peer Reviewed
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