2012 Fiscal Year Annual Research Report
加齢モデルマウスにおけるレドックス制御と骨吸収のシグナル分子伝達機構の解析
Project/Area Number |
23792526
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Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
小俣 和彦 日本歯科大学, 生命歯学部, 非常勤講師 (00434142)
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Keywords | 骨代謝 / redox |
Research Abstract |
本研究は加齢に伴う骨代謝能の低下に対する酸化還元バランス、すなわちレドックス機構の関与について、分子生物学的解析を行うことで詳細な分子メカニズムを解明することを目的とする。 本年度は加齢モデルマウスの破骨細胞形成能および、破骨細胞分化に対するredox関連分子の関与について、そのシグナル伝達機構について解析をおこなった。 マウス骨髄細胞を用いた破骨細胞形成能に対するredox関連分子の影響の遺伝子およびタンパクレベルの解析では、Thioredoxin関連遺伝子が破骨細胞形成を制御している可能性が示唆された。 加齢による骨代謝機能の低下には、酸化―抗酸化バランスの崩壊がみられ、その制御にredox関連分子の発現が関与することが明らかとなった。
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