2012 Fiscal Year Research-status Report
マタニティヨーガが妊婦の心臓自律神経系調節および感情に及ぼす効果
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23792632
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
高間木 静香 弘前大学, 保健学研究科, 助手 (10552680)
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Keywords | マタニティヨーガ / 妊婦 / 自律神経 / 心拍変動 / 唾液アミラーゼ / MCL-3 / POMS短縮版 |
Research Abstract |
本研究は、マタニティヨーガの自律神経系への影響/効果について検証することを目的として、3年間の計画で調査を行っている。前年度は、マタニティヨーガの特徴や効果に関する基礎理論および自律神経系活動の評価方法について最新の知見を得ると同時に、研究計画の具体化および実験に向けての体制整備を行ってきた。 3年計画のうち2年目となる平成24年度は、前年度の検討によって得られた情報および資料をもとに、予備実験および本実験を行った。予備実験では、対象となる妊婦の協力を得て、ヨーガ実施に伴う自律神経系活動および感情の変化を測定すべく、実際に測定を行った。方法としては、前年度の検討結果を踏まえて若干の修正を加え、客観的指標としてヨーガ実施中の心拍変動およびヨーガ前後での唾液アミラーゼ値を測定、主観的指標として「POMS(Profile of Mood States)短縮版」および「MCL(Mood Check List)-3」を用いて調査を行った。予備調査により、研究方法の詳細を検討できたため、現在は本実験へ移行しデータ収集を継続している。 上記実験と並行して、関連事項について最新の情報を得ることが不可欠であるため、マタニティヨーガを始めとするヨーガ全般の健康効果の検証等について情報収集活動を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画に沿って、予備調査・本調査と順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度となる平成25年度は、研究実施計画に基づき、現在進行中のデータ収集を継続する。また、研究成果をまとめ、学術集会等の場で成果報告を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
次年度の研究費は、データ収集の継続に伴う消耗品の購入、調査実施にかかる協力者への謝金、に使用する。また、研究成果報告に係る旅費として使用する。
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