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2013 Fiscal Year Annual Research Report

駐在保健婦が捉えた島嶼における“生活の術”

Research Project

Project/Area Number 23792703
Research InstitutionShiga University of Medical Science

Principal Investigator

戸田 八津子 (金城 八津子)  滋賀医科大学, 医学部, 客員助教 (20548193)

Keywords駐在保健婦 / 保健師活動 / 島嶼看護
Research Abstract

【目的】本研究の目的は、駐在保健婦経験者が保健活動を展開するうえで捉えた島嶼における"生活の術"を明らかにすることである。A群島における駐在保健婦経験者が保健活動を展開する上で、島の生活をどのように捉えていたか明らかにすることを目的とする。【方法】本研究の対象者は、A群島における駐在保健婦経験者である。研究方法としては、インタビューガイドラインを用いた半構成的インタビューを行う。研究期間は平成23年~24年度の2年間とする。【結果】平成25年度は、駐在制度下の保健師活動に注目して分析を行った。その結果、13のサブカテゴリーと6つのカテゴリーが抽出された。以下、カテゴリーを『』で示す。離島での駐在は『孤独と重圧をはねのける使命感』を持ちつつ、『共感しあう保健師同士の自己研鑽』により能力を磨き、『島に溶け込みながらも保健師として認めてもらう努力』を行っていた。また、島特有の活動方法として、『風土を生かした看護技術の提供』を行い、『医師と協同し、職員みんなを巻き込んだ活動』を行っていた。一方、『島特有の政治基盤の下で行う不安定な保健師活動』という側面も見られた。【考察】駐在保健婦達は、保健婦活動を遂行するために島民として生活することを選択し、自らが住民の中に飛び込んでいく覚悟があったと推察される。また、島民になることにより、自らが活動しやすい土壌を形成し、限られた島の人材を巻き込むことで、島の職員全体が健康課題に向けて取り組む雰囲気を醸成していたことが推察された。
平成25年度は、以下の内容を行った。
(1)学会発表:「沖縄県A島における駐在制度下の保健師活動」河田志帆、金城八津子、畑下博世.第23回日本保健科学学会学術集会.2013.10.5
(2)学会誌投稿に向けて、分析結果の洗練を行うとともに、論文の加筆・修正を行っている。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 沖縄県A島における駐在制度下の保健師活動

    • Author(s)
      河田志帆、金城八津子、畑下博世
    • Organizer
      日本保健科学学会学術集会
    • Place of Presentation
      首都大学東京 荒川キャンパス

URL: 

Published: 2015-05-28   Modified: 2015-06-16  

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