2015 Fiscal Year Annual Research Report
インターネットの電子掲示板を活用した健康づくり支援システムの開発
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23792729
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
尾崎 伊都子 名古屋市立大学, 看護学部, 講師 (00347395)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2016-03-31
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Keywords | 減量プログラム / ウェブサイト / 若年労働者 / 肥満 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的はウェブを用いた保健指導プログラムを労働者に実施し、ウェブ利用状況、健康の改善効果、電子掲示板でのネットワークを分析することにより、支援のあり方を検討することである。平成27年度は、B県A企業で肥満(BMI≧25)の22~34歳の男性を対象に、ウェブと個別指導を併せた減量プログラム(介入①)、ウェブと集団指導を併せた減量プログラム(介入②)を実施し効果を分析した。 平成28年度は前年度の結果を踏まえプログラムを改良し、C県D保健所と共同で管内の事業所や公的機関等で介入を行った。対象者は肥満の18~40歳未満の男性46名で、3か月間のウェブと人的支援を併せた減量プログラムを介入群に実施し、ウェブと最少の人的支援のみの対照群と効果を比較した。評価指標はウェブ利用状況、肥満指標、摂取・消費カロリー、健康習慣の自己効力感とし、前後比較と平均変化量の群間比較を行った。 ウェブ利用状況については、介入群では対照群に比べてセルフモニタリング日数が有意に多かった(介入群;32.3±28.0日、対照群;13.8±22.3日、P=0.018)。肥満指数の体重、体脂肪率は、開始から3か月後で両群とも有意な減少はなかった。BMIは介入群で減少傾向(開始時;28.35、3か月後27.86、P=0.095)、腹囲が有意に減少した(開始時;94.7cm、3か月後;92.0cm、P=0.02)。対照群ではBMI、腹囲の有意な減少はなかった。これらの平均変化量は腹囲のみ対照群に比べ介入群で大きい傾向にあった。摂取・消費カロリーと自己効力感は両群とも前後の有意な改善はみられなかった。 本研究では電子掲示板の利用が少なく分析できなかったが、保健指導機会が少なくなりやすい若年肥満労働者を対象に、多様な職域でウェブと人的支援を併せた減量プログラムを実施・評価し、支援のあり方を検討することができた。
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Research Products
(1 results)