2023 Fiscal Year Comments on the Screening Results
植物病原菌が生み出すサイトカイニンの構造多様性と作用機作の分子基盤解明
Project/Area Number |
23H00324
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 38:Agricultural chemistry and related fields
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
榊原 均 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (20242852)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小嶋 美紀子 国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, 専門技術員 (10634678)
西川 俊夫 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (90208158)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Summary of the Research Project |
ある種の植物病原菌が生産する特異な側鎖修飾をされたサイトカイニン分子群に着目し、なぜこれらの植物病原菌が植物は作っていないタイプの側鎖修飾サイトカイニンを合成するのか、側鎖修飾の生理的意義は何か、その作用がどのような機構で発揮されているのかを明らかにしようとする研究である。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
植物ホルモンであるサイトカイニンを植物ではない植物病原菌が生産することは、教科書にも載る事実ではあるが、その詳細については不明の点が多い。本研究によって、植物病原菌が生産するサイトカイニン様情報分子の作用が「量」と「質」の両面から追求され、これまで多くの研究者が認識してこなかった新しい作用機構の解明に至ることが期待できる。
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