2023 Fiscal Year Research-status Report
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23K02238
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Research Institution | Kyoritsu Women's University |
Principal Investigator |
守隨 香 共立女子大学, 家政学部, 教授 (40770780)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田代 和美 和洋女子大学, 人文学部, 教授 (80227074)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 保育者 / 語り / 子ども理解 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究対象園に保育観察に通い、観察を実施するとともに観察記録を作成し蓄積した。さらに、保育観察の後で毎回、保育者へのインタビューを実施した。現職保育者に勤務中にインタビューを実施することは、対象保育者全員にはできることではなく、当日の夜間または後日、オンラインでインタビューを行うこともあった。インタビューは録音しているため、テープ起こしをして逐語録を作成し蓄積した。 観察記録およびインタビューの逐語録を資料として今後分析を行うため、現在は資料作成段階である。資料を作成しながら、各対象保育者の語りの特徴をとらえており、どのような視点で分析し得るかを研究分担者とそれぞれに考究しながら資料作成を行い、定期的に協議の場を設けてきた。 現状では、大学で学んだ発達理論を基盤とする子ども理解と、保育者自身との関係性に基づいてみた姿の背景を考究しようとする子ども理解が抽出できるのではないかと考えているところである。具体的な質的分析の視点は、今後の研究分担者との協議で決定し、資料作成を続行しつつ分析作業も併行して行っていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
保育観察およびインタビューの実施頻度、回数が概ね予定通りに進行しており、分析資料の作成も順調であるため。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き保育観察および保育後の保育者へのインタビューを積み重ね、これまでと同様に観察記録および逐語録を作成していく。また今年度は資料を作成しながら分析作業に入るため、質的分析の視点を定め、資料の読解を行っていく予定である。
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Causes of Carryover |
(理由)ノートパソコン、ICレコーダーの購入金額が、予定額より安価であったため。 (使用計画)作成した資料の分析を進めるために、学会での子ども理解研究に関する情報交換に出席すること及び文献等を購入することに使用する。
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