2023 Fiscal Year Research-status Report
教育ビッグデータとスモールデータの関連調査手法の開発
Project/Area Number |
23K02733
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
山本 光 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (00293168)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清水 優菜 国士舘大学, 文学部, 講師 (40910237)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | データ分岐 / スモールデータ / ビックデータ / ICT活用 / GIGAスクール構想 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、教育活動におけるビックデータ(サーバー上のログなど)と学校現場で実践される端末を利用した授業内容との関連を探ることがデータである。研究は主にビックデータに関するデータ処理および統計解析の部分と、スモールデータに関する学校現場での授業内容および端末の利用状況などの2つに大別される。 まず、初めにビックデータに関する研究では、Google Workspaceのログデータの分析および、統計手法の検討を実施した。データの分析にあたり、データの前処理に膨大な時間がかかることが予想され、大学院生と共に作業を行った。その成果はまだ公表するに値しない状況である。 次に、学校における教育実践についても同時に調査研究を行った。小学校でのタイピング処理や中学校での端末を利用した数学の授業、及び高等学校でのデータ分析に関する授業などの参観、データの収集を行った。その結果の一部を日本教育工学会等で発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ビックデータについては、膨大なデータの処理するためのシステムを構築中である。 一方で、スモールデータについては、時間的な同期が必要であるため、学校との調整に時間がかかっている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進方策は、ビックデータについてはログデータの解析方法の検討、Pythonでのプログラミングや、Rでの統計処理を想定している。スモールデータについては、引き続き学校現場でのデータ収集と教育実践とのすり合わせを行っていく。
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Causes of Carryover |
初年度はデータ分析用PCなどのスペック調査を行ったため、次年度に繰り越した。
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