2023 Fiscal Year Research-status Report
Investigation of HGF-MET dependent metastasis mechanism focusing on HGF activity-regulating molecules in cancer cells
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23K06444
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
木脇 拓道 宮崎大学, 医学部, 助教 (40866068)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | HGF / MET / がん / 転移 |
Outline of Annual Research Achievements |
HGF-MET依存性転移モデルを樹立するため、細胞株を使用してHGF-MET関連分子の機能解析をおこなった。研究開始当初は想定していなかったことであるが、HGF活性化制御因子として知られているHAI-1の機能解析を行う中で、HAI-1ときわめて類似した構造をとるタンパクが癌において重要な役割を果たしていることを見出し、その機能解析を行った。 転移モデルについては、ヒトHGF導入マウスを用いた予備的実験を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
細胞株を用いた実験において、研究開始当初には想定していなかった新たな分子機序を見出し、その解析を進めた。次年度中の論文投稿を目指し、準備中である。 転移モデルについては、当初予定していた尾静脈静注-肺転移モデルの確立に難渋しており、代替出来る実験系の確立に向け、予備実験を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究で見出した新たな分子機序について、論文投稿の準備を進める。また、ヒトHGF導入マウスを用いた転移モデルを確立させ、動物実験を勧める。
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Causes of Carryover |
マウス転移モデルの確立に当初の計画より難渋したことから、当該年度に計画していた動物実験に一部を次年度に行うこととした。そのため、動物実験に係る費用の一部を次年度に繰り越した。
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