2023 Fiscal Year Research-status Report
Investigation of the Functional Mechanisms of Local Intestinal Microbiome and Fatty Acid-Bile Acid Esters in the Pathogenesis of Ulcerative Colitis.
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23K07361
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
神保 圭佑 順天堂大学, 医学部, 助教 (80772350)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
成島 聖子 国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, 上級研究員 (80578336)
鈴木 光幸 順天堂大学, 医学部, 准教授 (90449059)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 潰瘍性大腸炎 / 腸内細菌叢 / 脂肪酸-胆汁酸エステル / 小児 |
Outline of Annual Research Achievements |
正常コントロール(大腸ポリープなど)と疾患群(潰瘍性大腸炎)ともにサンプル採取(排泄便+大腸内視鏡検査による採取便)が順調に進んでいる。
現時点で潰瘍性大腸炎のサンプル42例と正常コントロール29例が採取されており、同時に、内視鏡採取便の腸内細菌叢の解析も理化学研究所で同時進行で進められてあり、細部の詳細な解析を追加する必要はあるものの両群間での細菌叢の相違が解析終了分に関しては認められている。
また、排泄便においても、両群間における脂肪酸・胆汁酸エステルの生成に優位な差が認められており、このまま、サンプル数を増やしていくことで、極めて重要な知見が得られる可能性がある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実績の概要に示した通り、研究は各施設において同時に解析が進められており、順調に検体採取が進められた場合、十分なサンプル数が得られる可能性が高いことと、パイロットスタディにおいて、研究前に予想されたことを裏付けるデータが得られているため。
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Strategy for Future Research Activity |
まずは、サンプル数を現状のペースで増加させ、エステルの生成に優位な差をもたらしている細菌を細菌叢の解析から推定し同定していく。
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Causes of Carryover |
コマーシャルベースで生成する予定だったサンプル処理が共同研究機関(理化学研究所)内で可能だったため
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