2023 Fiscal Year Research-status Report
Analysis of POU2AF1 and its related molecules in the portal tract of primary biliary cholangitis
Project/Area Number |
23K07471
|
Research Institution | Department of Clinical Research, National Hospital Organization Nagasaki Medical Center |
Principal Investigator |
相葉 佳洋 独立行政法人国立病院機構(長崎医療センター臨床研究センター), 臨床研究センター, 研究員 (70450955)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊東 正博 独立行政法人国立病院機構(長崎医療センター臨床研究センター), 臨床検査科, 病理医 (30184691)
中村 稔 独立行政法人国立病院機構(長崎医療センター臨床研究センター), 臨床研究センター, 客員研究員 (40217906)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
Keywords | 原発性胆汁性胆管炎 / トランスクリプトーム解析 / 疾患感受性遺伝子 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度前までにマイクロアレイ解析にて、原発性胆汁性胆管炎(PBC)肝組織のPOU2AF1遺伝子発現が肝障害マーカー(AST, ALP)、抗体産生(IgM, IgG, 抗gp210抗体)と正に相関し、肝機能マーカー(アルブミン)と負に相関することを確認している。今年度はRNA-seq解析にて症例数を増やして、PBC肝組織のPOU2AF1遺伝子発現がAST, ALP, IgM, IgGと正に相関すること、アルブミンと負に相関することを確認した。また、PBC肝組織のPOU2AF1遺伝子発現が線維化マーカー(M2BPGi, FIB-4 index)と正に相関し、血小板と負に相関することを新たに確認した。一方、末梢血中のPOU2AF1遺伝子発現は健常人とPBCで有意な差はなく、生化学データと有意な相関はなかった。また、Ingenuity Pathway Analysisにより肝組織でPOU2AF1の上流因子と予想された遺伝子発現も、健常人とPBCの末梢血単核球で有意な差はなかった。ChIP-Atlas上に新たに追加されたtonsil germinal centerのPOU2AF1 ChIP-dataとPBC肝組織でPOU2AF1と正に相関する遺伝子を比較し、PBC肝組織の異所性リンパ濾胞でPOU2AF1により制御されている可能性が考えられる遺伝子を抽出した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
肝組織検体の保存方法に変更があり、検体収集開始時期が遅れ予定していた解析が出来なたった。また、他の共同研究などに対するエフォートが増加し、当研究に対するエフォートが当初予定していたよりも減少したため。
|
Strategy for Future Research Activity |
PBC肝局所でPOU2AF1発現増加に寄与する候補因子を免疫組織染色により解析する。PBC肝臓の門脈域で認められるPOU2AF1陽性の異所性リンパ濾胞や形質細胞の意義や役割を明らかにするために、PBC肝臓の門脈域におけるトランスクリプトーム解析を予定している。
|
Causes of Carryover |
検体収集の開始が遅れ、今年度予定していた解析が実施できずに次年度使用額が生じた。今年度予定していた解析を次年度に実施する予定である。
|
Research Products
(10 results)
-
-
-
-
-
-
-
[Presentation] Identification of a gene expression regulatory variant in autoimmune diseasessusceptibility locus CD582023
Author(s)
Yuki Hitomi, Kazuko Ueno, Yoshihiro Aiba, Nao Nishida, Yosuke Kawai, Minae Kawashima , Seik-Soon Khor, Sanami Takada, Chisato Iwabuchi, Masao Nagasaki, Katsushi Tokunaga, Minoru Nakamura
Organizer
Human Genetics Asia 2023
Int'l Joint Research
-
-
[Presentation] Novel HLA allele associations with susceptibility, staging, symptomatic state, autoimmune hepatitis and hepatocellular carcinoma events for primary biliary cholangitis in the Japanese population.2023
Author(s)
Knor SS, 植野和子, 西田奈央, 川嶋実苗, 河合洋介, 相葉佳洋, 人見祐基, 長﨑正朗, 中村稔, 徳永勝士
Organizer
第6回関東HLA研究会
-