• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2023 Fiscal Year Research-status Report

関節リウマチ合併肺線維症の病態形成に関する基盤研究

Research Project

Project/Area Number 23K07881
Research InstitutionIwate Medical University

Principal Investigator

山下 雅大  岩手医科大学, 医学部, 助教 (10606685)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 川崎 靖  医療創生大学, 薬学部, 准教授 (60385549)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Keywords関節リウマチ / 間質性肺炎
Outline of Annual Research Achievements

MUC5Bは分泌性糖蛋白であるが、そのpromotor領域のSNPは特発性肺線維症(IPF/UIP)、リウマチ性(RA-UIP)あるいは慢性過敏性肺臓炎の発症に関連することが報告されている。またそのようなSNPを有する患者においてはMUC5B糖蛋白が肺組織に過剰に分泌することが分かっている。MUC5BがIPF/UIPあるいはRA-UIPの病態形成機序にどのように関与しているのかは明らかでない。他方、関節リウマチではRA-UIPの他RA-NSIPを含め様々な肺病変を合併することが知られている。これら肺病変を合併する患者では、RF, 抗CCP抗体陽性者の頻度が高いという点が共通している。しかしながら、基礎疾患が同じであるにも拘わらずなぜ間質性肺疾患の病型に多様性が生まれ得るのか?」あるいはRA-UIPとRA-NSIPの違いを生み出す分子生物学的機序の相違点は何かは明らかにされていない。そこで糖蛋白RA患者においては内在性の免疫異常のprimingによりILDが生じるが、肺胞腔内のMUC5B過剰分泌の有無によってRA-NSIPとRA-UIPの違いが生み出されるという作業仮説を立てた。そこで、これまでにマクロファージおよび肺胞上皮細胞に対してMUC5Bが与える影響の検討を行ってきた。マクロファージおよび肺胞上皮細胞の培養下における酸化ストレスに対しMUC5Bは上皮細胞傷害とTransfoming growth factor-betaの発現を助長していることを確認している。現在幾つかのMUC5B責任糖鎖の絞り込みを行っている段階である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

マクロファージおよび肺胞上皮細胞に対するMUC5Bの機序的解明を予定しているが、そのMUC5B責任糖鎖の合成に時間がかかっている。

Strategy for Future Research Activity

MUC5B責任糖鎖作成後、モデルマウスを用いて検証を行う予定である。

Causes of Carryover

MUC5B関連糖鎖の作成が遅れたためマウス実験が開始できなかったことによる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 末梢血単球VEGFR-3シグナルによる LPS誘発肺炎症免疫応答2023

    • Author(s)
      山下雅大
    • Organizer
      第63回日本呼吸器学会総会

URL: 

Published: 2024-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi