2023 Fiscal Year Research-status Report
Regulation of the dynamics of histogenesis of salivary gland tumors
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23K09155
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
入江 太朗 岩手医科大学, 歯学部, 教授 (00317570)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
衣斐 美歩 岩手医科大学, 歯学部, 特任講師 (30609665)
佐藤 泰生 岩手医科大学, 歯学部, 講師 (40244941)
深田 俊幸 徳島文理大学, 薬学部, 教授 (70373363)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 唾液腺腫瘍モデル / 腫瘍組織発生 / PLAG1 / 腺房細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
①:唾液腺腫瘍モデルマウスの胎生期唾液腺器官培養系における時期・部位特異的唾液腺腫瘍誘導とその形態学的解析について 唾液腺導管上皮細胞のみにPlag1遺伝子を過剰発現するマウス(Sox9CreERT2; Rosa-CAG-z-Plag1-EGFPマウス)を作製し、このマウスの胎生期の唾液腺の器官培養系を立ち上げ予備実験を進めている。我々が作製したPlag1遺伝子を過剰発現するノックインマウスはPlag1遺伝子が過剰発現すると共にGFPを発現する様に設計されている。胎生期マウス唾液腺器官培養系にtamoxifenの添加をすることで、胎生期唾液腺上皮成分のbud部がGFP陽性を示すことを既に確認済ではあるが、現時点では4日以上器官培養を継続することが困難な状況となっている。それを打破すべく、昨年末に理化学研究所生命機能化学研究センター器官誘導チーム辻 孝先生のラボにお伺いし、唾液腺原基器官培養の技術移転のご指導を頂いた。現在、それについて検討中である。 ②:唾液腺腫瘍モデルマウス胎生期器官培養系における時期・部位特異的唾液腺腫瘍誘導下における腫瘍幹細胞の系譜追跡について 元関西医科大学 上野教授より既に供与の承諾を得ていた多色細胞系譜追跡法を可能とするレインボーマウス(Creが発現することによりランダムにGFP, mCerulean, mOrange, mCherryが発現するfloxマウス; Rosa26-rainbow)について、学内での受入れの承認手続きを完了し、昭和大学から同マウスの凍結精子を送って頂き、本学において個体復元が完了し、現在、同マウスの系統の維持が可能な状況となっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
用いる実験系の更なる深化に必要な技術の取得・情報収集や必要な材料の準備を進めることができた。現在までの進捗状況は概ね順調と考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
①唾液腺腫瘍モデルマウスの胎生期唾液腺器官培養系における時期・部位特異的唾液腺腫瘍誘導とその形態学的解析、①唾液腺腫瘍モデルマウス胎生期器官培養系における時期・部位特異的唾液腺腫瘍誘導下における腫瘍幹細胞の系譜追跡について計画通りに進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
本研究計画に必要なキーエンス オールインワン蛍光顕微鏡(BZ-700)は既に我々の研究室に設置済であり、このBZ700用のオプションモジュールについてはキーエンスがオプションモジュールの短期間の無料貸し出しサービスを行っていたことから、各研究者が必要となった際に、それを利用する形で使用していた。しかし、キーエンスが同一研究者の多数回の無料貸し出しサービスを制限したことから、本研究に必要不可欠であるオプションモジュールの購入が不可欠となった。本オプションモジュールは研究遂行に必須であるため、前倒し支払請求行った。年度末にこれらの承認が得られたため、その支出が次年度となってしまった状況となっているために次年度使用額が生じた状態となっている。
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