2023 Fiscal Year Research-status Report
診療参加型臨床実習を推進する新たな指導法の開発:汎用化に向けた多施設共同研究
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23K09532
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
横尾 英孝 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (70724657)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大西 俊一郎 国際医療福祉大学, 医学部, 講師 (60894805)
笠井 大 千葉大学, 大学院医学研究院, 講師 (70815076)
鋪野 紀好 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任准教授 (10624009)
松本 暢平 千葉大学, 国際未来教育基幹, 助教 (30737755)
塚本 知子 千葉大学, 医学部附属病院, 特任助教 (30456074)
神田 真人 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (50444055)
若林 華恵 千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (90645623)
杉山 淳比古 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (90722934)
朝比奈 真由美 千葉大学, 医学部附属病院, 特任教授 (00302547)
伊藤 彰一 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (60376374)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | コーチング / 診療参加型臨床実習 / クリニカル・クラークシップ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は①卒後臨床研修期間も含めた医学生・研修医へのコーチングの効果、②地域や特性の異なる複数の大学の医学生へのコーチングの効果と汎用性、③コーチングを修得・実施した指導医の教育に対する認識や動機付けの変化の3点を明らかにすることである。今年度は基盤研究(C)における独立基盤形成支援(試行)の交付を受け、研究基盤整備のためにコーチの質の維持向上と遠隔も含む会議や教育介入を効率化するICTツールの導入を行うこととした。前者については研究代表者へのコーチング技術向上のためのマンツーマン研修を開始し、後者については研究代表者の所属大学である鹿児島大学の医学部と附属大学病院それぞれにオールインワンミーティングボード(電子黒板)を設置し、3大学の医学生や研修医にオンラインも駆使した教育介入(コーチング)や研究者会議が容易に実施できる体制を構築した。その上で研究者間で研究計画を再考し、具体的なコーチングの介入時期や方法・期間、事前・事後アンケートの項目など収集データの検証、最新の文献レビューを実施し各大学との調整の上、研究デザインを決定し各大学で倫理審査を受けるための書類作成や手続きを行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究代表者が異動後間もないことや業務の多忙、想定外の分担研究者の離脱、基盤研究(C)における独立基盤形成支援(試行)の交付に伴う研究計画の変更等により遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
研究代表者へのコーチング技術向上のためのマンツーマン研修を継続するとともに、各大学にて研究実施のための倫理審査を通過させる。その後、各大学において研究者らによる医学生や研修医に対するコーチングの介入やアンケート・インタビューによるデータ収集を開始する。
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Causes of Carryover |
研究代表者が異動後間もないことや業務の多忙、想定外の分担研究者の離脱、基盤研究(C)における独立基盤形成支援(試行)の交付に伴う研究計画の変更等により研究全体の遂行が遅れているため。次年度以降に変更した計画に基づいて残額を使用する予定である。
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