2023 Fiscal Year Research-status Report
共感的葛藤場面における看護師の共感と他者理解の捉え直しが援助行動に及ぼす影響
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23K09879
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
林 智子 三重大学, 医学系研究科, 教授 (70324514)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井村 香積 三重大学, 医学系研究科, 准教授 (00362343)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Keywords | 共感 / 視点取得 / 他者指向 / 自己指向 |
Outline of Annual Research Achievements |
看護師の共感は,患者に対する理解を深め,患者との対人関係の維持・発展させることから,効果的な看護ケアを生み出すと考えられている.看護師や看護学生を対象とした共感の研究では,心理学領域で開発された測定尺度を用いて実施されてきた.また,看護では「患者の立場に立つ」ことの重要性も語られているが,それに関する実証的研究は乏しい状況である. 一方,「他者の立場に立つ」ことに関しては,心理学での共感の認知的側面である視点取得(Perspective-Taking)の研究,他者の心情推測や心の理論の研究,哲学では他我問題として研究されてきている.これらの研究の中で着目されていることの一つとして,自分とは異なる存在である他者の理解という問題である.これは自己と他者の弁別という観点からの問題提起であると考えられるが,看護研究やそれを取り巻く研究の中ではどのように取り上げられてきたのだろうか.これに関する研究の歩みを概観し,看護における研究の課題と展望を検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
文献検討に時間を要し、研究計画の立案が遅れた。今後は研究計画を研究倫理に提出し、承認を得て研究を進めていく。
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Strategy for Future Research Activity |
文献検討がようやく完成し、研究計画を作成した。次は研究倫理が早めに通るために、計画書を見直して整え、できるだけ早く提出することである。
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Causes of Carryover |
初年度の研究計画が遅れ、計画の実施ができなかったため、経費を使用しなかった。遅れている研究計画を2年目に実施するため、2年目に研究費を使用する予定である。
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Research Products
(1 results)