2023 Fiscal Year Research-status Report
Nursing staff training to enable support from the pregnancy period to multiple birth families after COVID-19
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23K10098
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Research Institution | Kobe Women's University |
Principal Investigator |
服部 律子 神戸女子大学, 看護学部, 教授 (70273505)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
名和 文香 岐阜県立看護大学, 看護学部, 准教授 (30346241)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 多胎妊産婦 / 多胎育児支援 / ハイリスク妊産婦 / 多職種連携 / 保健指導 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は研究の初年度であり、先ず地域での多胎支援のニーズを明らかにし地域での多職種の連携を図るために研修会を企画、開催した。妊娠期からの支援の基本を講義で伝え、地域の看護職による多胎支援の実践状況を報告した。参加者は55名でありアンケート結果を見ても大変好評であった。アンケートには、「3 名の講師の先生方すべて、実際の事例を通していてわかりやすく、書ききれないほどの学びがありました」「いろいろな職種の方からの話を聞くことができてとても参考になりました。」「講和は内容が充実していた。また現場で活躍なさっている助産師さん、訪問看護師さんの話もお聞きできてよかったと思います」「色々な意見を合わせることが、今後の支援につながると思いました。対面でこのような機会に参加できたこと、大変うれしく、内容も現状最新のことで大変多くのことを 学ぶことができました」「妊娠期からの現状を知ることができた」「多胎のサポートについて自分自身情報が少なかったので参考になりました」など多くを学べたという内容であった。さらに報告書を作成し県内の諸機関に配布した。 2023年度の後半は、調査研究のために質問紙調査の内容を精査した。自治体の母子保健担当者への調査項目は、 1.妊娠届け出の際、または母子健康手帳交付時の面接での指導内容 2.妊娠期の個別指導や訪問指導 3.父親や家族への支援の現状 4.母子の入院中の連絡や訪問など 5.医療機関からの情報提供の方法 6.妊娠期の医療機関との連携 7.産後ケアの実施状況 8.育児期の家事育児支援 9.ピアサポートの現状 10.ピアサポートの実施における課題 である。 調査項目を整え、2024年度の前半には倫理審査を受審し調査の実施とまとめをする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
おおよそ計画したことは実施できている
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度同様、地域を基盤とした多胎支援に関する研修会を継続する。研修会は9月を予定している。プログラムは今後支援団体と協働して決めていく。また2024年度は、自治体を対象とした多胎支援に関する調査を行う。調査項目は検討済であるので、Web調査の様式を作成し、自治体のホームページから調査の宛先を作成し、調査をまとめる。 2点目として「ピアサポーター養成講座」のテキストを作成する。「ピアサポーター養成講座」のプログラムの検討会を開催し、過去のデータからプログラムを作成する。それに沿った講座のテキストを作成する。
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Causes of Carryover |
旅費について、今年度遠隔会議を行ったため、旅費の使用が少なかった。また宿泊費も使用しなかった。謝金について、調査研究のデータ入力をする予定だったが、それが次年度になり、謝金の使用が少なかった。 次年度は、対面での会議を行う予定であるため旅費や謝金に使用する。
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