2023 Fiscal Year Research-status Report
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23K12510
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
今泉 ひとみ (宝利ひとみ) 東京都立大学, 経営学研究科, 助教 (80804187)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 経済史 / 地域経済 |
Outline of Annual Research Achievements |
輸出綿織物生産地域にあたる市町村において、1931年末の金輸出再禁止による為替レートの急激な低下によって輸出が増え、人口が増える効果があったかどうかを検証するため、1920年から5年おきに得られる国勢調査報告の市町村別の人口データ、および1930年近傍に綿織物生産に従事する労働者数の市町村別データを入力しデータベース化を進めた。今年度は特に兵庫県と埼玉県分につきデータクリーニングも完了したため、本格的な分析に入る前の予備分析を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
データベースの作成が順調に進んでおり、回帰分析に使える量のデータの蓄積ができているため。 兵庫県と埼玉県分を先に集中的にクリーニング完了し予備的な分析にかけたことで、問題点の生じやすい部分や工夫すべき点などがわかったので、今年度の気づきを踏まえて拡張し本格的な分析を行う見通しが立った。
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Strategy for Future Research Activity |
予定通り、市町村レベルでのマイクロなパネルデータ分析を行って結果を論文にまとめる。
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Causes of Carryover |
国際学会参加を予定していたが不採択で実施しなかったため、その分の未使用額が生じた。 次年度改めて国際学会での発表に応募する予定である。
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