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2023 Fiscal Year Research-status Report

看護師特定行為研修修了生がおこなう人工呼吸管理におけるコンピテンシー

Research Project

Project/Area Number 23K19804
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

北別府 孝輔  岡山大学, 保健学域, 助教 (80975681)

Project Period (FY) 2023-08-31 – 2025-03-31
Keywords看護師 / 人工呼吸管理 / 特定行為 / コンピテンシー
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、人工呼吸器管理をおこなう特定行為研修修了生に必要なコンピテンシーを明らかにすることを目的としており、昨年12月末に所属大学の倫理審査の承認を得て研究を開始している。研究デザインは、質的記述的研究としてインタビュー調査を計画している。研究対象者は「特定行為研修修了者として人工呼吸管理に携わっている高度実践者10名」を予定しており、現在は診療看護師2名、専門看護師2名、クリティカルケア認定看護師4名、ジェネラリスト1名へのインタビューが調査するなど、データ収集の9割を終えることができている。対象者選定については、申請者のネットワークを通じて探索し、以降はスノーボールサンプリングによって対象者を選定した。インタビューで得られたデータは、研究対象者それぞれの逐語録を分析し、研究目的である「人工呼吸器管理をおこなう特定行為研修修了生に必要なコンピテンシー」に関係する内容を抽出し、意味内容を損なわないようにコーディング作業をおこなったうえでカテゴリー化をおこなっている。未だ分析過程であるため分析は終了していないが、研究対象者それぞれのカテゴリーが出揃った段階で全体を統合し、研究目的に対する解を見つけていく作業に移っていく予定である。研究対象者個々の分析過程ではあるが、現時点では「人工呼吸器管理における医学的知識や介入」に必要なとコンピテンシーにとどまらず、「看護師としての思考や人生を支えるといった視点」などのコンピテンシーが抽出されている。看護師が特定行為をおこなううえでの指針になるようなカテゴリーが導き出さることを期待している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本研究は看護師特定行為研修修了生がおこなう人工呼吸管理におけるコンピテンシーを明らかにすることを目的としており、2年間での終了を目標としている。現在までの進捗は、昨年12月末には所属大学の倫理審査の承認を得て研究を開始できている。現在、データ収集の9割を終えることができており5月中にはすべてのデータ収集を完了できる。その後はデータ分析に移り、8~9月には結果をまとめたうえで学会発表の準備に取りかかり、論文化作業に進む見通しである。これらより、研究計画通りに進捗していると考えている。

Strategy for Future Research Activity

本研究ではデータ収集として10名の研究インタビューを予定している。現時点で9名のインタビュー調査が終了しており、今後はあと1名のインタビュー調査を行ったのちに質的記述的な分析によりカテゴリー化を行っていく。今後は、分析作業を進めて8~9月中には結果をまとめられる見通しである。その後、年度内の学会発表に向けた準備を行いながら、並行して論文化作業をおこなっていく。

Causes of Carryover

令和5年度のデータ収集に係る消耗品や機材などについて、既存のものを使用するなど節約できたため次年度使用が生じた。令和6年度の海外での成果発表費用などに当初予定に上乗せする形で充当する。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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