2021 Fiscal Year Annual Research Report
Testing and teaching second language pragmatic skills for studying abroad
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20H01297
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
新谷 奈津子 関西大学, 外国語学部, 教授 (60815778)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
Allen ToddJames 関西大学, 外国語学部, 准教授 (40838471)
今尾 康裕 大阪大学, 言語文化研究科(言語文化専攻), 准教授 (50609378)
田中 洋也 北海学園大学, 人文学部, 教授 (70521946)
水本 篤 関西大学, 外国語学部, 教授 (80454768)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 第二言語語用論 / 語用論能力測定 / 語用論能力のための教材開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和3年度中に行う予定であった研究調査がコロナ渦により延期せざるを得なくなり、科研費の一部繰越を行った。 5月に教材・テスト作成・データ収集を行うプラットフォーム「Glexa」の契約更新を行い、引き続き教材の開発・作成を行った。 令和4年8月には、国際学会「9th International Conference: Task-based Language Teaching」において、研究発表「A genre-based approach to investigating the performance of a monologic pragmatic task」を行った。この発表では、ロールプレイタスクにおけるネイティブスピーカーとL2学習者のパフォーマンスについて、ジャンルに基づいた分析を行い、それに基づく採点システムを用いて、学習者の語用論的能力と一般的習熟度の関係を調べたもので、語用論的な振る舞いを一般的な習熟度と切り離して評価することの重要性を指摘した。 分析結果をもとに、論文を2編共同執筆し、国際ジャーナルに投稿した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナ禍により、令和4年度に繰りこして行ったテスト・教材開発におおよその目処がつき、教材を使用したデータ収集の準備が整った。これまで収集したデータの結果報告を行う論文がジャーナルに採用されるなど、予定に対して概ね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度の令和5年度は、収集したデータの分析、結果のとりまとめと国際学会での発表を行う。あわせて、これまでの研究結果報告のための研究セミナーを国内で実施する。 また、これまで書き溜めた研究論文をまとめた共著「Innovating in the Assessment of Second Language Pragmatic Knowledge 」をMultilingual Matterより出版すべく準備を行う。
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