2020 Fiscal Year Annual Research Report
「一帯一路」の再検討―国際関係と「一帯一路」のフィードバックに着目して―
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20H01474
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
浅野 亮 同志社大学, 法学部, 教授 (10212490)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村田 晃嗣 同志社大学, 法学部, 教授 (10284126)
佐藤 考一 桜美林大学, リベラルアーツ学群, 教授 (80296409)
中谷 直司 帝京大学, 文学部, 准教授 (70573377)
松本 明日香 同志社大学, 政策学部, 助教 (90775058)
山口 航 帝京大学, 法学部, 講師 (90735317)
張 雪斌 大阪経済法科大学, 国際学部, 准教授 (10781536)
黒杭 良美 明石工業高等専門学校, 人文科学系, 助教 (50849338)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 「一帯一路」 / 米中関係 / 国際秩序 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、「『一帯一路』はなぜ提唱され、どのように発展・展開してきたか」という問いについて、①認識、②政策、③秩序といった3つの視点から分析を行うことである。 初年度の2020年度、各研究者は①認識の視点から、主に公刊資料や先行研究を検証することにより分析を行った。その結果として、「一帯一路」から直接的な影響を受ける周辺国の視点(佐藤考一「西部開発・一帯一路構想とASEAN諸国」2020年6月12日実施)、「一帯一路」の提唱国である中国の視点(張雪斌「一帯一路における中国の対外宣伝と公共外交」2021年1月23日実施)、現時点での「一帯一路」と国際秩序との位置づけや関係性の確認(浅野亮「『一帯一路』と国際秩序変容―中間的考察―」2020年10月31日実施)について、3回の定例研究会を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルスの影響で、実施予定だった米国、中国、東南アジアでの資料調査や意見交換が実施できておらず、そのために各々の論文執筆作業が遅れている。しかし、定例研究会は、オンラインにて予定通り3回実施できている。また、公刊資料および先行研究の検証を前倒しして実施しているため、「やや遅れている」と評価した。
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Strategy for Future Research Activity |
現時点で、本研究の遂行に必要な海外での調査がいつ、どのようなかたちで実施できるか不透明である。しかし、関連する公刊資料や先行研究が次々と発表されているため、これら文献の読解を率先して進め、関連研究会や所属学会で積極的に発表する。
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Research Products
(2 results)