2020 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20H01480
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
野原 慎司 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 准教授 (30725685)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阿部 晃大 東京大学, 大学院情報学環・学際情報学府, 特任研究員 (20803753)
吉川 洋 立正大学, 経済学部, 教授 (30158414)
原谷 直樹 群馬県立女子大学, 国際コミュニケーション学部, 准教授 (30707138)
有江 大介 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 名誉教授 (40175980)
西部 忠 専修大学, 経済学部, 教授 (50261269)
瀧澤 弘和 中央大学, 経済学部, 教授 (80297720)
寺川 隆一郎 帝京大学, 経済学部, 講師 (80794172)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 制度 / 制度の経済学 / アダム・スミス / ルイス / コンヴェンション |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、制度の哲学的基礎研究会の初年度である。しかし、コロナ禍により、当初の予定通りに十分に研究ができなかった。しかしながら、それぞれの研究分担者により研究が進められ、その上で、下記の研究会を実施した。 どのように研究を進めるのかの綿密な打ち合わせを経て、2020年9月14日は、倉田剛氏(九州大学)により、制度とは何かの哲学的研究が行われた。さらに、研究分担者の瀧澤弘和により、ルイスのコンベンション論という、制度研究の古典として知られながら、いまだにあまり理解されていない文献について、独自の角度からの研究が行われた。2020年11月30日には、岩村充氏(早稲田大学)により、「企業のようになる国家、国家のようになる企業、・・・そして・・・見えなくなる通貨の未来」と題して、経済学上での制度としての企業と国家についての議論が展開された。また、研究代表者の、野原慎司(東京大学)は、「アダム・スミスと資本主義」と題して、経済学上の制度論として、アダム・スミスの資本主義論を解析した。さらに、2021年3月11日には、研究分担者の寺川隆一郎(帝京大学)が、「 アメリカ制度派と2つの資本概念ー営利と産業の相克をどう捉えるか」と題して、アメリカ制度派の研究をおこなった。また、研究代表者の野原慎司は、「アダム・スミス・制度・資本主義」と題して、アダム・スミスを制度思想家として捉え直す研究をおこなった。 当該研究会後、2020年度の研究を振り返り、さらに積み残した課題を2021年度に解決するための方策が話し合われた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍により、2020年度の研究は若干遅れた。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度に、2020年度の研究の遅れを取り戻す研究が実施された。
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