2021 Fiscal Year Annual Research Report
探究と課題解決・デザイン活動を融合したSTEAM教育カリキュラムの構築と評価
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20H01731
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
森田 裕介 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20314891)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
下郡 啓夫 函館工業高等専門学校, 一般系, 教授 (00636392)
辻 宏子 明治学院大学, 心理学部, 教授 (20374754)
竹中 真希子 大分大学, 大学院教育学研究科, 教授 (70381019)
瀬戸崎 典夫 長崎大学, 情報データ科学部, 准教授 (70586635)
江草 遼平 千葉商科大学, 基盤教育機構, 助教 (70826239)
大谷 忠 東京学芸大学, 教育学研究科, 教授 (80314615)
北澤 武 東京学芸大学, 教育学研究科, 准教授 (80453033)
木村 優里 明治学院大学, 心理学部, 助教 (80611970)
齊藤 智樹 順天堂大学, 国際教養学部, 非常勤講師 (90849613)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | STEAM |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は、これまで感染症の影響で実施できなかった学校等の教育機関における実践研究をスタートした。特に、実践研究の礎となる人間関係の構築に重点を置き、学校管理職や教諭らとのコミュニケーションを重視した取り組みを行った。 まず、SDGsを指向したSTEAM 学習プログラムの構想を小学校、中学校、高等学校において提示し、協力校を募った。そして、港区立小中一貫教育校において、自動車を題材としたSTEAM教育の実践を試行した。また、小学校教員向けのプログラミング講習会を実施した。加えて、並行して併設されている学童においても、STEAMワークショップを月1回開催し、学校との連携が取れるよう実践をデザインした。これらの実践研究については、試行錯誤の段階から、より研究のレベルを向上させた取り組みへと発展させていく予定である。 一方、中学校での実践については、教員に対しSTEAM教育の進め方を説明したが、進学率を理由に実践研究の導入は見送られた。高等学校においても,スーパーサイエンスハイスクールなどでは、すでに確立されたカリキュラムがあり、STEAM教育の概念を取り入れるのは来年度以降となった。私立の高等学校においては、STEAM研究会を発足させたが、カリキュラム導入はこれからの課題となっている。 次に、STEAM 学習教材として、タブレットで使用可能な発電所の内部を探索的に学ぶことが可能なWebブラウザ活用版を開発した。主に大学生を中心にシステムの評価を行い、これからの実践研究に向けた取り組みの準備をする段階となっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
感染症拡大の影響で,学校における実践研究はすすんでいない.
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Strategy for Future Research Activity |
今後は,積極的に学校に赴きデータ等を収集できるよう努める.
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