2020 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20H03888
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
長塚 仁 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (70237535)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山近 英樹 独立行政法人国立病院機構岡山医療センター(臨床研究部), 独立行政法人国立病院機構 岡山医療センター(臨床研究部), 歯科医師 (10294422)
中野 敬介 岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (10325095)
河合 穂高 岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (10803687)
江口 傑徳 岡山大学, 医歯薬学域, 講師 (20457229)
辻極 秀次 岡山理科大学, 理学部, 教授 (70335628)
高畠 清文 岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (70736537)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 転移niche / 口腔扁平上皮癌 |
Outline of Annual Research Achievements |
リンパ節における転移niche形成の検討を行うために、GFP骨髄移植を行なったマウスにヒト好転移ヒト扁平上皮癌細胞株を頬粘膜に移植して、リンパ節転移モデルの作成を行なった。腫瘍組織は、通報に従い標本を作成し、免疫組織化学染色、蛍光免疫二重染色、蛍光免疫多重染色を行い検討を行なった。 ●FACSによる目的細胞のプロファイルの検討 腫瘍移植後、得られた臓器を摘出し、臓器をFACSにかけることによって、転移が成立する過程で、どのようなプロファイルの細胞が増加していくかを明らかとし、転移に関与するBMDCのプロファイルを検討する。具体的には、GFP陽性細胞を分離し、同細胞の免疫学的プロファイルを検討する。特にCD11bやCD31陽性BMDCに注目し、他にGr-1、CXCR2、CXCR4、CXCR12、IL-10、TGF-βなど前転移nicheに関与が報告されている因子などの検討を行った。 ●蛍光免疫多重染色(Opal 7 color manual IHC)による目的細胞の組織内での局在の検討 転移に関与するBMDCのプロファイルがある程度特定されれば、次に蛍光免疫多重染色(Opal 7 color manual IHC)を用いることにより、目的BMDCの組織での局在を明らかとする。Opal 7 color manual IHCは、同一切片内で最大7色までの多重染色を行うことが可能な染色手法で、FACSで得られた情報をそのまま切片内に再現することが可能である。これにより、組織内での目的BMDCの局在や動態の詳細を継時的に観察した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型ウイルスによる、研究室の閉鎖や、感染対策に伴う人員の減少などにより、実験が計画通り遂行できなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
感染対策を施行しつつ、人員配置や、代替可能な実験を模索し、研究を遂行する。特に、外部の施設の分担者に協力を得る際には、岡山大学内のスタッフと協力して研究を行うことで、技術の共有やトレーニングを行い、岡山大学内の代表者や分担者で研究が継続できるよう調整を行う。
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Research Products
(13 results)