2021 Fiscal Year Annual Research Report
A Study of Everyday Life World based Anthropology on Collective Creativity as a Means of Survival in times of risk and crisis in the world
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21H00644
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Research Institute for Humanity and Nature |
Principal Investigator |
松田 素二 総合地球環境学研究所, 研究部, 特任教授 (50173852)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川田 牧人 成城大学, 文芸学部, 教授 (30260110)
平野 美佐 (野元美佐) 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (40402383)
山本 めゆ 立命館大学, 文学部, 准教授 (40843743)
中野 康人 関西学院大学, 社会学部, 教授 (50319927)
中川 加奈子 追手門学院大学, 社会学部, 准教授 (80782002)
古川 彰 関西学院大学, 特定プロジェクト研究センター, 客員研究員 (90199422)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 集合的創造性 / 恒常性と再帰性 / アフリカ / 南アジア / 日常人類学 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は、研究代表および分担者がそれぞれのフィールドにおける調査を集約的に実施し知見を蓄積する計画であったが、続くコロナ感染症により海外調査が困難であった。しかしながら、オンラインミーティング、共有フォルダーの作成などによって現地協力者と定期的に打ち合わせをすることで生活状況を把握することができた。具体的には、松田は、西ケニア・マラゴリ村の協力者から、コロナ禍の影響でどのように生活が変化したか、困難な状況を継続して情報を得ることができた。古川は、ネパール・パタンの協力者らに、隔週においてZOOMミーティングを実施し、コロナ禍で儀礼がどのように行われるのか、小さな共同体に変化があるのかを丁寧に聞き取りを続けた。川田は、沖永良部島において公的な外国人技能実習生の受け入れや国際交流企画について聞き取りをし、草の根国際交流の推進団体からも情報の収集をした。平野は、那覇市において祝儀文化と贈与について聞き取り調査をした。中川、中野、山本は、これまでフィールドで得た資料等の整理を行い、それぞれ成果が得られた。 コロナ禍により海外でのフィールド調査が困難な状況が続いたため、一部計画を2022年度に延長をした。そのため、松田は、短期間ではあるがナイロビに滞在し、村の協力者からオンライン等の報告で得た情報を対面で確認することができた。 また科研分担者とは、オンラインおよびメール等で研究の進捗状況を確認してきた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
海外フィールドにおける調査を集約的に実施し知見を蓄積する計画であったが、海外調査が困難であった。しかしながら、オンライン等によって現地協力者と隔週の定期的なミーティングにより聞き取り調査が可能だった。また日々の生活状況などを現地協力者から提供を得られ、それらをまとめることができた。さらに得られた情報を対面で確認をすることができ成果が得られた。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は、新型コロナウィルス感染症による世界的な移動・行動規制の緩和が進んでいる状況を背景に、これまで実施できなかったフィールド調査をメンバー間で順番に実施する体制を構築する。 2023年10月に中間報告会とそれをもとにしたシンポジウムを開催し調査結果や問題点の共有と社会への発信をはかる。
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Research Products
(22 results)