2023 Fiscal Year Annual Research Report
環境教育/ESDと消費者教育の連接:日本型教員養成・研修・支援モデルと国際貢献
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21H00859
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
松葉口 玲子 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (30304562)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 真久 東京都市大学, 環境学部, 教授 (00360800)
渡部 厚志 公益財団法人地球環境戦略研究機関, その他部局等, プログラムディレクター (10398646)
庄司 佳子 公益財団法人消費者教育支援センター, 事業部門, 主任研究員 (30897814)
柿野 成美 法政大学, 政策創造研究科, 准教授 (50648110)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 教材 / 持続可能な消費 / ライフスタイル / 消費者市民教育 / ESD |
Outline of Annual Research Achievements |
引き続きPERL/CCLの動向把握に努めつつ、これまでの検討結果にもとづき進行しているフレキシブルに使用できるサポート教材の作成の一環として、今年度は特に写真教材に力を注いだ。これまでに作成したPERL教材翻訳版に対して、日本の文脈で使用することができるよう各種写真の収集・精査を行ない、Flickrへ掲載した。同時に、実践事例についても追加掲載した。 それとは別に、これまで翻訳したツールを学部や教職大学院での授業で活用を試みた結果、PERL教材の長所短所がある程度明らかになり、かつストレートマスターと現職教員との活用能力の違い等が確認された。すなわち、前者は、全体的に文字数が多く内容も複雑と捉えがちなのに対し、後者はそれと同様の印象を得つつも、実際に使用を試みると、より広く深い文脈でフレキシブルに使いこなした単元構想による実践が可能となることが確認された。同時に、SDGsには関心を寄せやすいため、環境教育/ESDの展開をSDGsと密接に関わらせて扱うことが重要であるだけでなく、さらに消費者(市民)教育と関わらせることによって、「消費者」視点が明確になり「自分ゴト」化させやすくなることへの理解が進むことが確認できた。また、IGES主催のベトナムと日本のESD/環境教育に関するスタディ・ワークショップへ学生参加を促した結果、学生目線からの示唆を得ることができた。 その他、エシカル消費の進むスイス調査の結果、ESD推進に関する国家的組織があることが明らかとなり、そことも連携している気候変動に関する民間団体や大学・専門学校における先進的取り組みについても確認することができ、本研究への多くの示唆を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初予定していた写真教材の作成を実現することができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
今回作成した写真ツール(Frickr)の公開場所について検討したうえで公開し、これまで進めてきた取り組みを継続する中で関連各所で紹介するほか、最終年として成果をまとめる。
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[Book] Breaking the Plastic Habit: A Guidance Note and Practical Toolkit Lessons from Single-Use Plastic Behaviour Change Interventions in Indonesia, the Philippines, Thailand, and Viet Nam, Hayama2024
Author(s)
Appleby Dwayne, Yamabe-Ledoux Alice, Watabe Atsushi, Arisman, Chaikaew Pasicha, Supakata Nuta, Brida Lea Diola, Sadie Noriza Tibon, Phong Diep Dinh
Total Pages
58
Publisher
nstitute for Global Environmental Strategies
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