2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development of e-Ecohealth Literacy Scale and e-Ecohealth Education Program utilizing SNS in developing countries
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21H00863
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
渡辺 隆一 信州大学, 教育学部, 特任教授 (10115389)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
朝倉 隆司 東京学芸大学, 教育学部, 名誉教授 (00183731)
竹内 理恵 琉球大学, 医学部, 客員研究員 (00623084)
秋山 剛 長野県看護大学, 看護学部, 准教授 (20579817)
友川 幸 信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (30551733)
西 正明 大阪芸術大学, 芸術学部, 教授 (50218103)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | Eエコヘルス / ラオス / 若者 / 開発途上国 / 教員養成 / 健康教育 / 環境教育 / ICT |
Outline of Annual Research Achievements |
開発途上国では、経済及び社会開発の進展に伴い、多様な健康や環境の問題が生じており、その解決の一方策として、学校及び地域における健康・環境教育の充実が求められている。一方で、人的資源に乏しく、提供される情報やその入手先が極めて限られている現状があり、その普及の戦略として、インターネットやSNS等の活用が注目されている。しかし、これまでの研究では、開発途上国の人々の健康や環境に関わる情報の入手先やその情報の格差の有無、健康や環境に関するインターネット情報を活用できる能力の現状や課題は十分に明らかにされてきていない。また、開発途上国において、インターネットやSNS等を活用して健康や環境に関する教育を推進していく際の効果と課題についても明らかにされていない。このような状況下で、我々の研究チームは、これまで、東南アジアの開発途上国であるラオスにおいて、環境教育と健康教育を統合した「エコヘルス教育」の開発とその普及に取り組んできた。本研究では、これまでの研究成果を発展させ、eエコへルスリテラシー尺度とSNS等を活用したeエコヘルス教育を開発し、その効果と課題を検討する。そのために、①開発途上国の若者における健康と環境に関わる情報入手チャンネルと、②健康・環境に関わる情報格差の地域差を解明する。さらに、③ラオス版のeエコへルスリテラシー評価ツールを開発し、それを使用した実態把握を行うことを目的とした。2021年度は、ラオスにおける若者の健康や環境に関する情報入手チャンネルの解明のための調査を行うことを目指した。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の蔓延の影響により、現地での調査を実施することができなかった。そのため、文献レビューなどを行い、調査実施のための準備を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の蔓延の影響のため、予定していた海外での調査を実施することができなかったため
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度に予定していた調査を実施して行くが、新型コロナウイルス感染症の蔓延の影響などにより、海外への渡航が許可されない場合は、オンライン会議などにより調査準備を進めていく予定である。
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