2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a web platform for home-visit nursing care for children with incurable childhood cancer
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22H03403
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Shukutoku University |
Principal Investigator |
小川 純子 淑徳大学, 看護栄養学部, 教授 (30344972)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 奈津子 淑徳大学, 看護栄養学部, 准教授 (00340117)
谷口 由紀子 淑徳大学, 看護栄養学部, 助教 (10791460)
渡邉 朋 千葉大学, 医学部附属病院, 副看護師長 (90381318)
鵜野 澄世 淑徳大学, 看護栄養学部, 助教 (40782967)
佐藤 伊織 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 客員研究員 (20622252)
塩飽 仁 東北大学, 医学系研究科, 教授 (50250808)
富岡 晶子 東京医療保健大学, 医療保健学部, 教授 (90300045)
上別府 圭子 国際医療福祉大学, 大学院, 教授 (70337856)
余谷 暢之 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 総合診療部, 医長 (70593127)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 小児がん / 訪問看護 / ホームーページ / 連携 / 在宅移行 |
Outline of Annual Research Achievements |
初年度の本年は、研究メンバーが日本小児血液・がん学会看護委員会で検討してきたハンドブックの作成を継続する形で、専門家会議や日本小児血液・がん学会の評議員らからのパブリックコメントを経て、小児がんの子どもと家族への看護経験が少ない訪問看護師のためのハンドブックを作成し、日本小児血液・がん学会学術集会と日本小児がん看護学会学術集会の合同開催の場で配布した。ハンドブックの内容は、①小児がんの特徴、②小児がん患者の症状への対応、③こどもと関わる際のケアのコツ、④病院との連携、⑤家族へのグリーフケア、⑥訪問看護師自身のメンタルヘルスで構成した。 病院と訪問看護ステーションの連携促進に向けて、在宅移行時の看護サマリーのテンプレート作成を目的とし、小児がんのこどもの退院にかかわった経験が豊富な病院の看護師を対象にフォーカスグループインタビューを計画した。倫理審査承認に時間を要し、年度内に倫理審査承認は得られたが、実施は2023年度に繰り越すこととなり、2023年7月にインタビューを実施した。この結果は、2024年12月に開催される日本小児がん看護学会で発表予定である。 在宅で小児がんのこどもと家族をケアすることになった看護師が、必要な時に必要な情報を得られるような『ケア情報WEBプラットフォーム』の作成に向けて、医療・保健領域や、こどもに関連するホームページ作成に経験が深いホームページ制作会社を決定し、内容の検討を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度下半期に、新型コロナウィルス感染症の再流行があり、研究対象者である病院看護師が所属する病院での外部研究者の倫理審査の受審が一定期間停止され、倫理審査承認まで時間がかかった。2023年に入り、グループインタビューの実施を企画したが、複数の病院に所属している看護師を対象にしたグループインタビューであったため、日程調整に時間を要したため、当初の計画より遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
グループインタビューの結果分析をもとに、小児を看ている訪問看護ステーションを対象に質問紙調査を計画している。研究が予定どおり遂行するように、研究メンバーで密に連携をとるとともに、質問紙調査の方法においても、紙面ではなくオンラインを用いた方法を検討していく。 2022年度に作成したハンドブックの内容や、グループインタビューの結果を効果的に情報公開する方法について検討し、可能な限りスムーズにホームページを開設する。
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