2023 Fiscal Year Research-status Report
Comparative Study on Japanese, Chinese and Taiwanese Building Technologies Verified from the Assembly Process
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23KK0081
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Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
清水 重敦 京都工芸繊維大学, デザイン・建築学系, 教授 (40321624)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 香織 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (20322349)
李 暉 奈良女子大学, 大和・紀伊半島学研究所, 協力研究員 (30772751)
マルティネス アレハンドロ 京都工芸繊維大学, デザイン・建築学系, 助教 (50807815)
BARNA GERGELYPETER 京都工芸繊維大学, 未来デザイン・工学機構, 特任研究員 (50898773)
鈴木 智大 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 都城発掘調査部, 室長 (60534691)
村本 真 京都工芸繊維大学, デザイン・建築学系, 准教授 (70510296)
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Project Period (FY) |
2023-09-08 – 2027-03-31
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Keywords | 組立工程 / 大仏様 / 中国 / 台湾 / 東大寺開山堂 / 浄土寺浄土堂 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は日本中世の大仏様建築及びその影響を受けた中近世の通し柱建築と中国及び台湾の宋代以降の建築を「組立工程」の観点から比較検討するもので、中国及び台湾の研究者との共同研究として日本及び中国、台湾に相互に渡航して現地調査を通して実施するものである。 本年度は中国、台湾の研究者を日本に招へいして現地調査を行うことで問題意識及び研究方法の共有を図る予定であったが、招へいの日程調整が付かず、次年度に実施することとした。そのため、日中双方においてそれぞれに研究のための準備を行うこととした。日本側では本研究を実施するための準備として、①先行研究の収集と整理、②本科研費採択以前に実施してきた大仏様建築の組立工程に関する調査成果の整理と分析を実施した。②については東大寺開山堂について先に実施した調査成果を踏まえて研究代表者である清水が論文にまとめて発表した(清水「組立工程から見た東大寺開山堂の空間的特質」『論集良弁僧正ー伝承と実像の間ー ザ・グレイトブッダ・シンポジウム論集第20号』東大寺、2023年10月)。また浄土寺浄土堂について実施した調査成果を踏まえて研究補助者である京都工芸繊維大学大学院生ZHU Kunが2024年度建築史学会大会において「組立工程の観点から見た浄土寺浄土堂の技術的特徴」と題して研究発表を行った。 令和6年度には中国及び台湾の研究者を日本に招へいして現地調査及び国際シンポジウムの開催を行うとともに、日本側研究者が中国に渡航して福建省、広東省における現地調査を中国研究者と共同で実施する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
中国及び台湾の研究者の招へいを予定していたが、複数の研究者を招へいする必要から日程調整が困難であり、令和5年度内の招へいを断念し、令和6年度に実施することとなった。令和5年度に実施予定であった日本及び中国における現地調査については、令和6年度以降に分散的に実施することを計画している。
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Strategy for Future Research Activity |
中国、台湾の研究者の招へいを令和6年7月に行うべく、日程調整を進めている。中国への渡航にはビザ取得の問題が伴うが、8月から9月にまずは少人数で渡航し、グループでの渡航をスムーズに行うための地均しを行う。
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Causes of Carryover |
中国及び台湾の研究者の日本への招へいを実施する予定であったが、令和6年度に実施することとなったため、日本側研究者の中国への渡航を含めて海外渡航を令和6年度に実施することとなり、その分の予算を次年度に繰り越すことととなった。これらの研究予定はすべて令和6年度に実施する予定である。
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Research Products
(2 results)