2014 Fiscal Year Annual Research Report
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24245012
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
宮坂 等 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (50332937)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 電子ドナー・アクセプター / 金属ー有機物骨格体 / 導電性分子磁石 / 電荷移動 / 協奏的多重機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.選択的ガス吸着時におけるゲート開閉と化学吸着の交流電場応答によるモニタリング [Ru2II,II]ユニットをフェナジンで連結した一次元鎖化合物は、細孔がないのにも関わらず、ある種のガス状物質に対してゲート開閉型の吸着特性を示す(Chem. Commun. 2013, 49, 1594)。より電子ドナー性の高い[Ru2II,II]ユニットを用いると一酸化窒素(NO)の選択的吸着を示すことを報告したが(J. Am. Chem. Soc. 2013, 135, 18469; Chem. Lett. 2014, 43, 890)、その吸着特性と電気伝導度特性を交流電場により同時測定する手法を開発した(J. Am. Chem. Soc. 2014, 136, 12304)(東北大学よりプレス発表)。この手法により、ゲート開閉型のガス吸着特性を数ミリグラムのサンプル量で精度良く簡潔に調べることができ、且つ同時にガスにより誘起される伝導度変化を同時にモニターできる。 2.導電性分子磁石の薄膜化と界面機能制御の検討 今までは導電性分子磁石のバルク結晶を用いた材料開発を行ってきたが、よりデバイスに特化した材料開発に発展させるため、本研究の導電性分子磁石の薄膜作製、界面材料作製、液晶などのソフトマテリアル開発、単結晶表面を用いたFET特性の探索などを行った。まだデバイスとしての操作は不完全ではあるが、物質設計における指針は得られており、今後本研究課題を中心にデバイス設計を行っていく。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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