2012 Fiscal Year Annual Research Report
サルコペニア予防・改善のためのテーラーメイド運動処方プログラムの開発
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24300239
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
真田 樹義 立命館大学, スポーツ健康科学部, 教授 (50421227)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮地 元彦 国立健康・栄養研究所, 健康増進研究部, 部長 (60229870)
村上 晴香 国立健康・栄養研究所, 健康増進研究部, 研究員 (20344880)
家光 素行 立命館大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (90375460)
福 典之 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (40392526)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | サルコペニア / 遺伝子 / 網羅解析 |
Research Abstract |
現在のところ日本人を対象としたサルコペニアの関連遺伝子は知られていない.そこで本研究は,日本人におけるサルコペニア関連遺伝子を複数同定するとともに,3か月間のコンバインド・トレーニング(有酸素性運動+レジスタンス運動)を実施し,サルコペニア関連遺伝子多型が運動によるサルコペニア改善効果に及ぼす影響について検証する.本研究の最終的な目標は,サルコペニア関連遺伝子の1塩基多型(SNP)解析から個別化されたサルコペニア予防・改善プログラムを提供する,「テーラーメイド運動処方プログラム」を開発することにある. 本年度は、我々がすでに報告した日本人におけるサルコペニア参照値(Sanada et al,Eur J App1 Physiol,2010)から,1)被験者をサルコペニア該当群(50名)と正常群(50名)の2群に分類し,全ゲノム遺伝子多型高密度解析法(HumanOmni1-Quad BeadChip,Illumina社製)を用いて,ヒトゲノム上に点在する約"100万個の一塩基多型"および"6万個のコピー数多型"を分析し,サルコペニアに関連する多型(tagSNP)を抽出する準備が整った.また,これまでに報告されているサルコペニア関連遺伝子多型と今回網羅解析によって得られた複数の遺伝子多型を比較検討し,日本人におけるサルコペニア関連遺伝子を文献レビューにより同定した,
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
網羅解析のシステムの準備は完了しており、日本人におけるサルコペニア関連遺伝子を文献レビューにより同定しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
全ゲノム遺伝子多型高密度解析法(Human Omnil-Quad BeadChip, Illumina社製)を用いてサルコペニア関連遺伝子を網羅解析する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
前年度において、被験者が十分に確保できなかったため、本年度引き続き被験者を募集し、実験を継続する。 その際の被験者謝金等に使用する。
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Research Products
(25 results)