2015 Fiscal Year Annual Research Report
英語を介した理工系高等教育の向上を支援するシステムの開発
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24300273
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
国吉 ニルソン 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (30254577)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野口 ジュディー津多江 神戸学院大学, 公私立大学の部局等, 教授 (30351787)
東條 加寿子 大阪女学院大学, 公私立大学の部局等, 教授 (20258346)
林 洋子 大阪大学, 学内共同利用施設等, 助教 (90437377)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 科学教授法 / 講義コーパス / 講義ディスコース |
Outline of Annual Research Achievements |
平成24年度から開発してきた OnCAL (The Online Corpus of Academic Lectures, http://www.oncal.sci.waseda.ac.jp) を,平成27年度まで複数回にわたって改訂を行った.最終年度には,科学教育や認知心理学に関連した文献を調査し,高等教育の現場にてOnCAL をツールとして活かす方法を探った. 研究課題に取り組んだ初年度から収集したユーザや科学教育に携わる教員,Content and Language Integrated Learning の専門家からの意見をまとめ,要望に応えるように努めた.一例として,以前から特定してきた pedagogical functions の数が多くなり,ユーザが戸惑うことを防ぐために pedagogical functions を複数の category に分類することにした. また,OnCAL を利用し,英語による講義中の説明文 (explanations) を解析するために, 430 の講義書き起こし中に because, due to, the reason why などの単語や表現を検索した結果, 15,260 文はヒットし,理工系講義においては Cause|Effect は最も頻繁に出現する pedagogical function であることを示した.この結果を ESERA2015 (Helsinki, Finland) にて「Using an online corpus of science and engineering lectures to analyse explanatory discourse」として報告した. さらに,Using Visuals という category 中に頻繁に出現する数式の説明文を解析した結果,それらが 3 種類(式全体について,条件について,他の式への導入について)に分けることができるとした.この解析方法と結果を,ICERI2015 (Seville, Spain) にて「Explanations of mathematical equations in science and engineering lectures」として報告した.
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)