2014 Fiscal Year Annual Research Report
臨床体験型コンピュータシミュレーション教材の標準化と医歯学融合教育での教育効果
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24300280
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
木下 淳博 東京医科歯科大学, 図書館情報メディア機構, 教授 (10242207)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒木 孝二 東京医科歯科大学, 医歯学教育システム研究センター, 教授 (70167998)
吉田 直美 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 教授 (50282760)
小長谷 光 明海大学, 歯学部, 教授 (20251548)
近藤 圭子 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 講師 (20282759)
足達 淑子 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 歯科衛生保健部長 (90420265)
樺沢 勇司 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 講師 (10396963)
須永 昌代 東京医科歯科大学, 図書館情報メディア機構, 助教 (90581611)
和達 礼子 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (00334441)
田村 幸彦 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (40188446)
南 一郎 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (70396951)
竹内 康雄 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (60396968)
大山 篤 東京医科歯科大学, 歯学部, 非常勤講師 (50361689)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 歯学 / 臨床 / 教材開発 / eラーニング / コンピュータ支援学習 / コンピュータシミュレーション |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に引き続き、歯科臨床のコンピュータシミュレーション教材(以下「教材」)の新規開発を進め、研究班内で内部評価するとともに、他大学での実施を踏まえた教材の標準化を行った。上記内部評価が終了した教材を、研究班以外の教員、歯科臨床研修医、臨床系大学院生等に実施させ、教材作成に関わらない立場から教材のレビューを行い、他大学でも活用可能となるように標準化した。教材をeラーニングシステムから配信し、アカウントを配布した学生に実施させて、教材の流れや、意図がつかみにくかった点、解説で理解しにくかった点、自ら選んだ選択肢が不適切である理由が理解できなかった点等を、アンケート調査し、教材作成者にフィードバックして教材の改訂を行った。教材実施時の実施履歴と得点、学習者による教材評価を、サーバに蓄積し、教材の学習履歴(成績)と実施した学習者の成績の相関を分析している。また、座学で学んでいない範囲の臨床知識が、コンピュータシミュレーション教材を実施することによってどの程度修得できたか、コンピュータシミュレーション教育がどの領域の学習に有効だったかを解析している。 具体的な実施内容は次の通り。 ・医歯学融合教育履修学生、医学科学生、保健衛生学科学生、歯学科学生、口腔保健学科学生、歯科臨床研修医、新人歯科衛生士を対象とした教材を開発し、研究班内で内部評価を行うと共に、研究班以外の教職員等に依頼して教材レビューを行って、教材の標準化を行った。 ・医歯学融合教育履修学生、医学科2、5年生、保健衛生学科2、4年生、歯学科2~6年生、口腔保健学科2~4年生に対して授業で教材を活用し、新たな授業形態としての応用可能性を示すと共に、学生から高い評価を得た。 ・教材実施歴、実施成績を抽出し、教材の有効性、妥当性を評価している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コンピュータシミュレーション教材(以下「教材」)を新規に開発し、内部評価、レビューを実施して標準化した。さらに教材を学生に活用して、新たな授業形態、教育手法として応用可能であることを示すと共に、学生から高い評価を得たため。
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Strategy for Future Research Activity |
前年度に引き続き、臨床体験型のコンピュータシミュレーション教材(以下「教材」)を新規に開発し、研究班内で内部評価すると共に、他大学や海外での実施を踏まえた教材の標準化、翻訳を行う。また、新たな授業形態としての応用可能性、有効性を示す。
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Causes of Carryover |
教材開発の進度に合わせて、必要な外部記憶装置を購入していたが、年度末の残高では必要な機器が購入できなかったため、次年度に回して合算した上で、必要な外部記憶装置を購入した方が研究の遂行に資すると判断したため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度予算と合算して、必要な外部記憶装置を購入し、教材開発のための素材等を保存するために活用する予定である。
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