2015 Fiscal Year Annual Research Report
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24320022
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
石井 剛 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (40409529)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
砂山 幸雄 愛知大学, 現代中国学部, 教授 (00236043)
坂元 ひろ子 一橋大学, 社会(科)学研究科, 特任教授 (30205778)
羽根 次郎 明治大学, 政治経済学部, 講師 (30726261)
佐藤 普美子 駒澤大学, 総合教育研究部, 教授 (60119427)
村田 雄二郎 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (70190923)
高見澤 磨 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (70212016)
アン ニ 明治学院大学, 文学部, 研究員 (70509140)
竹元 規人 福岡教育大学, 教育学部, 准教授 (80452704)
加治 宏基 愛知大学, 現代中国学部, 助教 (80553487)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 現代中国思想史 / 戦後中国認識 / 歴史認識 / 儒教復興 / 現代思想と伝統思想 / 東アジア地域間文脈 |
Outline of Annual Research Achievements |
本科研費は今年度で最終年度を迎えたことから、これまでの活動を総括するに足る研究集会を開くこと、研究交流においては、将来の協力関係構築を期待できるような工夫をすること、の2点に留意した。その両者共に、日中間さらには東アジア地域間文脈から中国現代思想史を検討することを目指した。 まず第1点については、2013年度に行った『開放時代』東京会議の延長として、7月19日と20日にカウンターパートの中山大学哲学系と共にその所在地である中国・広州において、「東アジア人文学の可能性」シンポジウムを行った。ここでは、日本における戦後中国思想史研究に対する批判的考察、とりわけ、人文学分野における日中知的交流に対する回顧的検討が行われたほか、中国における今日の思想状況として儒教復興をどのように理解するかが討議された。会議で報告された論文のうちの一部は、2年前の東京会議と同様、『開放時代』(中国広州市に拠点を置く隔月刊学術雑誌)に掲載されることが決まっている。また、日中間の歴史認識問題に精通するワン・ジョン教授(シートンホール大学)を12月前後に約1ヶ月半日本に招聘し、東京大学、北海道大学、早稲田大学、京都大学、神戸大学、一般社団法人中国研究所など全国各地の中国研究者と研究交流を行った。 第2点については、中山大学との間で、韓国・延世大学をも含めて、日中韓東アジア三方研究交流を今後進めていくこと、その中では、とりわけ、現代の思想的動向における伝統思想の位置づけについて共同研究を行っていくことが確認された。韓国の中国研究者李南周氏(聖公会大学)を招聘したことは、こうした東アジア域内交流の角度から中国を再認識するためにも不可欠であることを確認できた。これも今後に結びつく事業に位置づけることができる。 本科研費はすでにその役目を終えているが、参加研究者の一部が今後、その実現に向けて努力していくことが望まれる。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Presentation] 在現代東亜的四個“戦後”2015
Author(s)
村田雄二郎
Organizer
「東亜人文学的可能性」学術会議
Place of Presentation
広州(中国)
Year and Date
2015-07-19 – 2015-07-20
Int'l Joint Research
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[Presentation] 日本漢学的危機2015
Author(s)
村田雄二郎
Organizer
グローバル化と中文学科新建設の方向
Place of Presentation
北京(中国)
Year and Date
2015-05-16 – 2015-05-17
Int'l Joint Research
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