2012 Fiscal Year Annual Research Report
日韓プログラム予備教育における総合的な「日韓共同(協働)教育」を目指す実践的研究
Project/Area Number |
24320093
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
太田 亨 金沢大学, 留学生センター, 教授 (40303317)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村岡 貴子 大阪大学, 国際教育交流センター, 教授 (30243744)
畝田谷 桂子 鹿児島大学, 留学センター, 准教授 (20293384)
安 龍洙 茨城大学, 留学生センター, 教授 (80361286)
菊池 和徳 大阪大学, 理学研究科, 講師 (40252572)
藤田 清士 佐賀大学, 国際交流推進センター, 教授 (00283862)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 日韓プログラム / 共同(協働)教育 / 教育参画 / 論理的思考能力 / 日韓科学用語集 |
Research Abstract |
本年度は,「教育実践」グループのUnit(2)「改良・循環型教育参画」において「循環型」の教育参画を実現させるため,日本側から韓国側の前半期予備教育に参画する(2012年8月16-17日,@慶煕大学校国際教育院)とともに,韓国側の研究協力者を日本に招聘して日本側の予備教育を視察してもらった(2012年12月7日, @横浜国立大学)。 Unit(4)「定期個別面談」では,「教育参画」時に「日韓プログラム全体の意義と日本で行われる後半期予備教育の概要」についての直接指導を行った(2012年8月14日・2013年3月28日)。直接指導後は,アンケートを実施するとともに,遠隔指導を実施するための打合せを行った。 「教育コンテンツ」グループのUnit(1)「項目列挙型シラバス」では,H19科研費研究の「活動型シラバス」に基づき,「論理的思考能力」養成のための調査を教育参画の授業の中で実施し,その成果を専門日本語教育学会の第15回研究討論会で発表した。また,日韓プログラム生の教師観と授業観についてPAC分析を行い,論文として公表した。 最後に,「データベース(DB)」グループでは,Unit(5)「オンライン日韓科学用語集」構築のため,物理基本用語集の韓国語訳見直しと数学用語集の選定を行った。 以上,Unit間での進捗状況にある程度のばらつきがあるものの,研究実施計画に記載した内容のうち主要な研究テーマの課題を着実に推進することができていると言える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実施計画書に記載した研究計画の主要なテーマを着実に推進していると評価できるから。
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Strategy for Future Research Activity |
現在の研究を着実に継続遂行していくとともに,最終年度に実施するシンポジウムを韓国側関係者と連携を密に取りながら計画・遂行していく。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
購入した物品の金額が想定を下回った。翌年度は計画的かつ効率的な予算の使用に努める。
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Research Products
(2 results)