2013 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル・リテラシー大学英語教育のモデル化と自動成果判定システムの開発
Project/Area Number |
24320109
|
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
中野 美知子 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (70148229)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 悠介 早稲田大学, 付置研究所, 助教 (80409739)
永岡 慶三 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (90127382)
吉田 諭史 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 助手 (00608838)
平澤 茂一 早稲田大学, 理工学術院, 名誉教授 (30147946)
小泉 大城 サイバー大学, 総合情報学部, 講師 (20386709)
大和田 和治 東京音楽大学, 音楽学部, 准教授 (00288036)
上田 倫史 駒澤大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (30343627)
大矢 政徳 目白大学, 外国語学部, 講師 (60318748)
杉田 由仁 山梨県立大学, 看護学部, 准教授 (70363885)
筒井 英一郎 広島国際大学, 薬学部, 講師 (20386733)
中澤 真 会津大学短期大学部, その他部局等, 准教授 (40288014)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | グローバル人材育成 / On-demand Courses / CEFR / 自動採点 / コンピュータ適応型テスト / 電子教科書 / インタラクティブウィジェット / 状況対応型口語テスト |
Research Abstract |
国際社会でリーダーシップを発揮できるグローバル・リテラシー教育は3段階で行われ、第1段階では、CEFRの6レベルに対応したスピーキング能力(English Tutorial)とライティング能力 (Critical Reading and Academic Writing :CRAW)の育成を図り、第2段階ではDiscussion English Tutorial(DTE) とCross-Cultural Distance Learning(CCDL) 講座を活用した。第3段階では専門分野を英語で発表・討議する能力を養うことを目的とした。今年度は、English Tutorialでの学習成果を測定するためのコンピュータ適応型テストを完成した。発話自動採点テストでは、日本人および台湾人の英語学習者からデータを収集し、話者適応の実験を実施した。発話データの単語認識率を高めるべく、評定者にとって聞き取り可能/不可能な発話データを予測する実験を行った。発話の基礎的な特徴量をもとにサポートベクターマシーンを用いた分類を行い、84%の精度で予測できた。このフィルタを通過した発話を用いて自動採点を試みたところ、判定の精度が実際に運用できる段階であると判断できた。また、音声とスクリプトが同期できるVoice-Script Synchronizer(VSS)を活用し、電子教科書に学習支援の要素を追加した。CRAWでは、オンデマンド授業の理解を促進するためのWidgetを開発し、エッセイの評価項目について重回帰分析で検討できた。DTEではFlipperを利用し、LMSやスマートフォンから視聴できる教材を開発した。CCDL講座でも教材の電子化を試みた。専門科目を英語で学習する最終段階の講座でもVSSを活用し、iTunes UやWaseda Course Channelで配信した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成25年度の研究計画をおおむね達成することができたため。
|
Strategy for Future Research Activity |
26年度は以下の通り研究を実施する予定としている。 まず、応答音声認識技術による発話データ自動判定の試みとして、今年度は40分程度で学習者の能力値が推定可能なコンピュータ適応型の発話テストの作成を目指す。また、受検者がマスターしたCan-doと学習不足のCan-doを踏まえたフィードバックを行うことが環境を構築し、学習者支援を行う。ライティング科目における教材開発の試みとして、今年度はスマートフォンをはじめとする情報通信端末で閲覧可能な電子教材を作成し、この教材を利用した隙間学習の可能性について検討する。同時に、クラウド環境上の仮想化デスクトップによるe-learningの可能性もさぐる。また、英作文を部分的に自動評価する試みとして、言 語学的知見に基づいた指標を用いて学習者が書いた英作文の分析を行う。 CCDL異文化交流実践科目用の教材作成としては、上記と同様に電子教材を作成し、その利用可能性について検討する。また、当該科目における学生の動機づけ傾向を探るべく、24年度からの時系列データを分析し、授業改善に資するようなフィードバック方法について検討する。Discussion Tutorial Englishに関する研究では、過年度に実施した調査結果を総括し、学習者がより学習しやすいコンテンツ配信方法を探るべく、調査を実施する。また、クラウド環境上の仮想化デスクトップとの比較も行う。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
参加予定となっていた学会が中止となり、出張が取り消しとなったため。また、当初は年度内に購入を希望していた物品が品薄となり、年度内での購入が不可能となったため。 年度中に購入を希望していた物品が入手可能になり次第、購入するための費用として利用する。その他、研究課題を遂行する上で必要な出張の費用として、また消耗品の購入費として利用する。
|
Research Products
(59 results)
-
[Journal Article] Theories and Practices in English as an International Language(EIL), World Englishes (WE), English as an Lingua Franca (ELF) Seen in Students Perception Data2014
Author(s)
Michiko Nakano, Clarence Ng, Yi-Ti Lin, Barley S. Y. Mak, Yanyan Zhang, Jinjin Feng, K. Owada, N. Ueda, Y. Kondo, S. Yoshida and S. Maswana.
-
Journal Title
Official Proceedings of the 5th Asian Conference on Education.
Volume: なし
Pages: Pp. .1-14
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Presentation] Calibration of National Center Test Items against the Common European Framework of Reference for Languages.2013
Author(s)
Sugino., N., Nakano, M., Shimizu, Y., Shojima, K., Yamakawa, K., and Ohba, H.
Organizer
The 18th PAAL International Conference.
Place of Presentation
Ajou University
Year and Date
20130819-20130820
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Presentation] Theories and Practices in English as an International Language(EIL), World Englishes (WE), English as an Lingua Franca (ELF) Seen in Students Perception Data.
Author(s)
Nakano, M., Ng, C., Mack, Barley S. Y., Owada, K., Ueda, M., Kondo, Y., Yoshida, S., & Maswana, S.
Organizer
The 5th Conference of Asian Conference on Education
Place of Presentation
大阪ラマダホテル
-
-
-
-
-
-
-
-