2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24320174
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
関根 久雄 筑波大学, 人文社会系, 教授 (60283462)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小國 和子 日本福祉大学, 国際福祉開発学部, 准教授 (20513568)
内藤 順子 早稲田大学, 理工学術院, 講師 (50567295)
白川 千尋 大阪大学, 人間科学研究科, 准教授 (60319994)
藤掛 洋子 横浜国立大学, 大学院都市イノベーション研究院, 教授 (70385128)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 開発人類学 / 感情 / 援助 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究代表者及び分担者は各調査地において研究課題に関する補充的調査を実施すると共に、平成27年9月刊行予定の学術図書(関根久雄編)用の論文を執筆した。 関根久雄(代表者)は、日系NGOがソロモン諸島で実施する自然循環型農業普及プロジェクトに関する実地調査を継続して行い、現地NGOスタッフやプロジェクト地に居住する一般村民の感情に注目しながらインタビュー調査および現状視察を行った。また、学術図書の編集作業を行った。小國和子(分担者)は、補足的・発展的な目的で2度のインドネシア農村調査を行った。また、調査者の相互作用的なアクションも含んで「感情」を切り口に社会の安定性や変容を読み解くフィールドワーク方法論の深化に向け更なる研究を進めるべく、比較検討事例の抽出を行った。白川千尋(分担者)は、コミュニティ開発の活動を行っている青年海外協力隊員を対象とした聞き取り調査をフィリピンで実施し、隊員たちが活動の対象とする人々と信頼関係を築く際に、言語コミュニケーションの域にとどまらない感情の発露を伴う相互行為が重要な役割を果たしていることを明らかにした。内藤順子(分担者)は、メキシコ・シティにおけるスラム観光の状況、及びオアハカ市における先住民(低所得者層)の観光業とのかかわりに関する現地調査を実施した。藤掛洋子(分担者)は、パラグアイ農村部における住民ならびに教育省への聞き取り調査を行い、学校建設を巡る農村住民のコンフリクトがパラグアイ政府の採用した新自由主義的な教育政策の転換により生じていることが示唆された。また、パラグアイ三国同盟戦争について改めて文献を紐解くことから、農村部におけるジェンダー課題や憎悪の構造と歴史との関係性が浮き彫りになり、歴史や政策を踏まえた上で農民の感情を分析することが可能となった。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)
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[Presentation] 地域社会を創る2015
Author(s)
内藤順子
Organizer
早稲田文化人類学会第16回総会・シンポジウム
Place of Presentation
早稲田大学戸山キャンパス(東京都新宿区)
Year and Date
2015-01-31
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