2015 Fiscal Year Annual Research Report
ミディアム・タームな景気循環メカニズムの解明と政策分析への応用
Project/Area Number |
24330094
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
稲葉 大 関西大学, 経済学部, 准教授 (50611315)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奴田原 健悟 専修大学, 経済学部, 准教授 (30553672)
山田 潤司 富山大学, 経済学部, 准教授 (10633993)
宮澤 健介 九州大学, 経済学研究科(研究院), 准教授 (80609826)
陣内 了 一橋大学, 経済研究所, 准教授 (50765617)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | ミディアム・タームな景気循環 / Rational bubble / Innovation / Laffer Curve / 財政 |
Outline of Annual Research Achievements |
本プロジェクトは,理論・実証の双方向を用い,税制・財政・金融制約等の視点から,ミディアム・タームな景気循環メカニズムの解明を試み,総合的に分析・検証するものである.平成27年度の主要な研究業績は以下の5つである. 1) Masaru Inaba (joint with Tomohiro Hirano and Noriyuki Yanagawa), "Asset Bubbles and Bailouts" Journal of Monetary Economics, vol. 76, Supplement, 2015. 本稿ではKiyotaki-Moore型の金融制約のあるモデルにおいて,合理的バブルの崩壊に対する救済策が経済活動と経済厚生に与える影響を考察した. 2) Kengo Nutahara (joint with Kazuki Hiraga), "When is the Laffer Curve for Consumption Tax Hump-Shaped?" CIGS Working Paper Series No.16-002E, 2016.本稿では新古典派経済成長モデルから導出される消費税のラッファー曲線が逆U字型になる効用関数のクラスを特徴づけた. 3) Jinnai, Ryo,“Innovation, Product Cycle, and Asset Prices” Review of Economic Dynamics, vol. 18, 2015. 本稿では企業の参入退出,製品模倣をモデル化したマクロ経済モデルにおいて,equity-premium puzzleが解消されうることを示した. 4) Kensuke Miyazawa and Junji Yamada, "The Growth Strategy of Abenomics and Fiscal Consolidation" Journal of the Japanese and International Economies, vol. 37, 2015. 本稿では一般均衡世代重複モデルに基づきアベノミクスの成長戦略が日本の財政状況にどのような影響を及ぼすかを分析した。 5)「DSGEコンファランス2016」(東海大学熊本キャンパス,2016/12/12-13)を共催し,植田健一氏(東京大学)を招聘し講演していただいた.
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(21 results)