2014 Fiscal Year Annual Research Report
コミュニティワークの社会教育的アプローチの構築に関する理論的・実践的研究
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24330212
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
高橋 満 東北大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (70171527)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井山 竜平 東北大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (30304702)
槇石 多希子 仙台白百合女子大学, 人間学部, 教授 (80209402)
上田 幸夫 日本体育大学, 体育学部, 教授 (90103564)
安藤 耕己 山形大学, 教育文化学部, 准教授 (30375448)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | コミュニティワーク / 地域づくり / 社会教育 / 住民参加 / 地域教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、1.健康づくりで活動している住民・住民組織の調査を実施すること、2.被災3地区の住民組織のヒヤリングを実施するとともに、各地区の復興をめぐる住民の活動を支援しながら、参加者のヒヤリング調査を実施すること、3.これまでの研究成果(日本社会教育学会、日本都市学会、東北社会学会)を学会で発表すること、などを研究課題として研究を進めてきた。 研究の成果としては、2つの学会で発表し、「震災ボランティアの現状と課題」東北社会学会『社会学年報』第43号、31-34頁、2014年.「だれがボランティアに参加しているのか―学ぶことの意義」日本社会教育学会『社会教育学研究』74-76頁、2014年.「生涯学習のガバナンスとNPOの役割」『教育ネットワークセンター年報』、1-9頁、2014年と3つの論文をまとめることができた。 調査としては、健康づくりの活動を展開している仙台市鶴ヶ谷地区の市民活動団体の活動を支援しながらアクションリサーチを展開し、健康祭りの成功に寄与することもできた。また、登米市の3つの地域の住民活動のヒヤリングも地域の協力をえて実施することげできた。最終年度に向けて詳細に分析すべき諸資料、インタビューデータなどをそろえることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
「おおむね順調に達成している」としたのは、昨年度学会報告をして3つの論文としてまとめることができたこと、必要な調査について、対象者や地域住民の協力を得えて実施することが予定通りできたことによる。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は最終年度である。最終報告に向けて必要な研究協力者を補充したので、追加の地域調査、より詳細な分析をすすめていきたい。 研究成果は、社会教育学会・平成教育学会主催の日韓学術研究交流大会で報告を予定している。
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Causes of Carryover |
次年度使用分として12654円を残したが、効率的に執行したために残ったものである。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
僅かな額であるので、次年度の消耗品費として有効に活用する予定である。
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Research Products
(6 results)